2013年 12月

千葉県民なら1回は行ってみてもいいかも、ですね。

12月20日にイオンモール幕張新都心店が開店します。

のべ床面積が40万㎡、360店の店舗が入る超大型ショッピングビルです。イオン本社にも近い事から、今後は旗艦店舗としてイオンの各種サービスを真っ先に取り入れていくもの、と思われます。

販売店や飲食店の他、映画館やよしもと劇場の他、テニスコート、フットサルコート、子供向けのアトラクション施設もあり、親子そろって1日楽しめる施設となっています。大型駐車場も複数完備し、更に周辺の駅からの送迎バス、無料のレンタサイクルの利用も出来ます。

これだけだと只のお店紹介ですが、IT技術的にも注目点があり、それは店内に用意された新しい広告システムです。

その一つが新しいスタイルのデジタルサイネージです。

デジタルサイネージとは、大型液晶パネルを使った、いわゆる「動く看板」にコンピュータを組み込んで、広告内容を動的に変更させる事が出来る機能を持たせたものです。

例えば広告の合間に今日の天気、最新のニュース、店舗のお買い得情報等を随時織り込んで表示させる事で、広告としての注目度を上げる事が出来るのです。

今回のイオンモールでのデジタルサイネージには更にスマートフォンと連動するサウンドキャッチという仕組みが組み込まれています

予め専用アプリをインストールしたスマートフォンをサウンドキャッチに対応したデジタルサイネージに近づけると、ここから発せられている人間の耳には聞こえない範囲の音をマイクが検知し、あたかも電話がかかって来たかの様な演出で広告動画を流す事が出来る、と言う仕組みです。20日の開店からはよしもと芸能所属のタレントによる広告動画を配信するそうです。

この他にも店内にはスマートフォンに割引クーポンを発行する自販機や、商品のポップを写真撮影するとおすすめレシピが得られるサービス、ワイン売り場ではタブレット端末を貸し出して店頭では販売してないワインも注文できるサービスやディスプレイ内蔵テーブルにワインボトルを置くとそのワインの情報を閲覧出来るサービスもやっています。

更に、店内でのスマホ利用でバッテリー切れにならない様に、モバイルバッテリーの無料貸し出しもするそうです。スマートフォンユーザーには至れり尽くせりのサービス満載ですね。

とうとう携帯電話にも価格破壊の波が来た…かな?

12月5日、楽天は新しい電話のサービス「楽天でんわ」のサービスを始めました。

このサービスを利用すると、電話の通話料金が30秒10.5円で利用出来る、と言うのです。

しかも基本使用料金は0円、上記の写真からはスマートフォンしか使えない様に見えますが、実は普通の携帯電話でも、一般の加入電話でも利用が可能です。電話番号は今まで使っている番号がそのまま使えるので、相手側にも番号の変更を告げる必要もありません。

更に通話料金100円につき、楽天ポイントが1ポイント発生し、それらは後々に楽天市場でのお買い物に1ポイント1円で利用出来ます。

従来こうした格安通話を利用する場合はスマートフォンに専用アプリをインストールして050番から始まる電話番号を付与されて利用するIP電話サービスがありましたが、インターネットを通じて音声信号>デジタル化するIP電話と違い、楽天でんわでは音声信号其のままで通話するので、通話品質と言う点でも劣化が少ないものになります

 

なにかこれだけいいことづくめで書いてあると、本当にそうなのかと疑いたくなるかも知れませんがこれは全部本当の話です。

ではなぜこんな事が出来るのか、と言うと、このサービスはちょっと前に加入電話のサービスにあった「マイライン」と同じ仕組みを使っているのです。

楽天でんわを利用する場合、電話番号の前に「0037-68-」という番号を付加して発信しています。例えば電話をかける相手先が「090-1234-5678」とした場合、「0037-68-090-1234-5678」と発信するのです。

こうすると、相手の電話交換機との間を楽天の子会社であるフュージョンネットワークズと言う会社の回線を経由して接続するので、キャリア同士の接続による料金とは別体系の料金で利用出来る、という訳です。

スマートフォンアプリの場合、こうした付加番号の手間をアプリ側が自動で行ってくれるのですが、手作業で電話帳データを修正して0037-68-を付加すれば、普通の携帯電話でも利用が出来るのです。

ただ、このサービスには注意点があります

例えば現在の携帯電話は無料通話分がない代わりに時間を指定して(大体1時から~21時の間)同一キャリア同士の通話は無料にしていますが、このサービスではそれは適応されません。どこに電話を掛けても30秒10.5円となってしまいますので、家族間の無料通話を当てにして皆で同じキャリアを使っているような場合はこの恩恵を受けられません。

利用登録をする場合は専用のwebページから登録となりますが、楽天の利用登録1アカウントにつき電話番号が1つしか設定出来ません。家族全員で利用する場合は全員分の楽天アカウントが必要になります。

色々とハードルはありますが、他キャリアの利用者や一般電話への通話が多い方で楽天アカウントを既にお持ちであれば、登録だけはしておいてもいいかもしれません。

なんせ基本料金は0円ですから。

こんなに早く未来が来るとは思いませんでした。

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12月1日、AmazonのベゾスCEO(最高経営責任者)はアメリカCNNの番組内で、無人の飛行機を使った商品配達の試験を行っていることを明らかにしました。

8つの回転翼を持つラジコンヘリコプタの様な機体にコンテナを付け、配送先の情報をGPS入力して自動飛行させるというものです。

このシステムを使う事で、配送センターから半径16km以内の場所に30分以内で商品の配送が可能になるそうです。

当然ですが重い物は運べず、重量は2,3kg程度の物になりますが、Amazonで取り扱う商品の86%の荷物はこの重量の範囲内なのだそうです。

こうした軽量な荷物をトラック満載になるまで待ってから配送するより、小口でロボット配送出来ればその方が効率的、という事を考えた末の産物と言えそうです。

Amazonの無人配達機 オクタコプター

ただ、これも今すぐに実用化出来る、という訳ではありません。

現在はまだテストの段階ですし、実用するに当たってはアメリカでは連邦航空局(FAA)の認可が必要だそうで、これらをクリアにした上で4~5年後の実用化を目指す、と話しています。

因みに日本でもし実用化された場合、市川塩浜のAmazonの配送センターから半径16km程度となると、市川市、船橋市、浦安市、鎌ヶ谷市、東京都江戸川区、江東区、墨田区辺りが入りそうですから、もしかすると近い将来、この辺の空の上にAmazonマークの無人機が飛び交っている様子が見られるかもしれませんね。

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