2014年 4月

WindowsXP+IEでweb閲覧している方は要注意です。

image

4月26日(アメリカ時間)、Microsoftは自社開発のwebブラウザ「Internet Explorer」に脆弱性のある部分が見つかり、既に悪意のあるハッカーからの攻撃対象にされている事、この危険性にたいしての注意勧告を発表した事を公開しました。

問題の危険性は『攻撃者によってInternet Explorer上で任意のコードが実行されたり、攻撃コードを埋め込んだWebサイトをホストされたりする危険性がある』との事で、つまり外部からインターネットを介してこちらのコンピュータを不正操作される危険がある、という事になります。

対象になるInternet Explorerのバージョンは6~11と非常に広範囲で、WindowsXP~8.1まで、つまり現在市中にあるほとんどのWindowsパソコンがその対象に含まれる事になるのですが、Vista以降についてはMicrosoftがセキュリティパッチを提供するので「Windows UPDATE」を実行する事で対策はされる事になります。

ところが、WindowsXPに関してはご存じの通り今年の4月9日以降はサポートが終了しているので、この危険に対しての対策は提供されない事になります

いよいよWindowsXPだから危険、と言う事が本格的に起こりうる事態になる訳ですが、とりあえずの対策としてWebの閲覧にはInternet Explorer以外のwebブラウザ(FireFoxChromeOpera等)を使う事をセキュリティ対策会社は提案しています。

またマイナビニュースの記事ではWindowsXPのインターネットオプションのセキュリティ設定を変更し安全性を高めると更なる回避策になる、としています。

とは言え、今後もこの様に「XPはセキュリティ対策対象外=危険」となる状況が出る事は予想されます。Vista以降への早めの転換を周囲にも知らせるべきと思います。

 

追記:

5月2日に修正プログラムの配布が始まりました。

スタート>すべてのプログラム>Windows Update を実行する事でInternetExplorerの修正プログラムが入手出来ます。

尚、今回に限り、WindowsXP用の修正プログラムも入手出来る、との事です。

今年は色々な意味で携帯電話の世界が変わりそうです。

image

先日のトピックでも紹介した通り、NTT docomoは6月からの通信料金、通話料金の家族まとめサービス「カケホーダイ」と「パケあえる」を始めますが、併せて今年の夏モデルの携帯電話からは「VoLTE(ボルテ)」を始めます。
VoLTE」とはこれまでデータ通信に使ってきたLTE通信を使って、音声通話も出来る様にするというサービスです。

これまで携帯電話には「音声通話契約」「データ通信契約」「ネットワーク接続契約」の3つの契約をセットにして契約していました。つまり、音声通話は通話用の契約、データ通信はデータ通信用の契約と分かれていたのです。これは音声通話が従来からの交換機を使った通話接続を行っていたため、データ通信とは別にする必要があったからの措置でした。

しかしVoLTEになれば理論上は交換機を介さずに音声通話が出来る事になるので、ゆくゆくは音声通話の契約が不要になる、されています。

またVoLTEはデータ通信で行うので、従来の交換機を使った音声通話では災害時に際しては交換機がパンクして通話が出来なくなる、という問題が起こりやすかったのですが、こうした問題も発生しにくくなります(東日本大震災の時にもSkypeやFaceTimeというデータ通信を使った通話は、一般の電話よりもはるかに接続できたという事例があります)。

更に最近ではLINEやfacebookの様なSNS(ソーシャルネットワークサービス)を通話やメッセージのやり取りをする人が増えている事もあり、電話=通話を必要としない世代も増えてきている、という問題もあります。
つまり各携帯キャリアは以下の様な事を視野に入れている、という事なのです。

1)データ通信の機能で音声通話まで出来るなら、音声通話の施設はいらなくなる=メンテナンスコストが削減出来る

2)通話の利用者そのものが減っている=採算の取れない部分は切り捨てたい

3)通話料金の収益に代わるものが出来れば、それで収益を上げていきたい=そちらはまだ伸びしろがまだある

 

一方で携帯業界が変わる、と言えば今年は携帯キャリア以外からのスマートフォンの販売も目立つ様になってきました。
先日もイオンがスマートフォン販売を開始と言うニュースがありましたが、量販店最大手のビックカメラも4月末からSIMフリースマートフォン+自社提供のSIMカードをセット販売し、携帯本体代金込で月額2830円と安価なサービスとして注目されています。

また電話機本体は付属せずSIMカードだけを販売するサービスも増えてきており、例えば家電量販店大手のヤマダ電器でも、1か月の通信量が1GBで680円という「YAMADA SIM」を始めますし、中古CD/DVD/ゲームソフトを取り扱うゲオでも1日30MBの通信量で月額880円の「Smart G-SIM」というサービスを始めます。

これらSIMのみの販売の場合は、対応するスマートフォンやタブレットが別に必要になりますが、ゲオでは最近は中古スマートフォンの販売もしており、この組み合わせなら従来の携帯電話の様な2年間縛られる様な契約は不要、という事で手軽に気軽にスマートフォンを使用し始める事も出来そうです。

なんにしても、今年は携帯電話の世界は大きく変わりそうです。

ガラケーユーザーはそろそろ待ったなしの状況になりそうです。

先週いきなり、docomoが携帯電話の新しい料金プランを発表しました
大きな目玉は音声通話の定額料金化とパケット通信を家族で分け合える新しい料金プラン、の2つですが、些か判り難いので出来るだけ噛み砕いて説明します。

まず、『音声通話の定額料金化』はスマートフォンの場合は月額2700円、従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)の場合は月額2200円で通話時間、回数相手先に制限なく通話し放題になる、と言うサービスです(実際にはこれにSPモードの設定が必要になるので、プラス300円が必要です)。

但し、docomoの音声通話の料金プランは9月以降はこれ一択になる、と言われています。
つまり、通話料が多い人でも少ない人でも、通話をするという契約をdocomo携帯電話でする場合は一律にこの料金を支払う事になる、という訳です。
もっとも今まで契約している内容をそのまま継続していけるような場合は、これまで通りの契約が可能、とされています。

もう1つが『家族で分け合えるパケット通信プラン』ですが、これが今一つ煩雑なプランです。

例えば家族4人を例に考えるとします。
家長であるお父さんの回線をこの家族の主回線、お母さん、お兄さん、妹の3つの回線を主回線の配下の子回線(オプション料金500円/月が必要)、と設定します。
この家族全員でパケット通信の量と料金を一括管理しようというのがこのプランの特徴です。
従来は4回線の契約があった場合、それぞれが個別の回線契約をしていましたので、回線に対する制限も個別に適応される事になっていました。

現在のスマートフォンのパケット通信は7GBという通信量を上限としており、これ以上の通信量になると自動で通信速度が減速される制限を受ける事になっていました。

しかし4人家族で同様の契約をした場合、YouTube動画をよく視聴するお兄さんや妹さんは7GBの制限を受けることがあっても、写真つきメール程度しかしないお父さんやお母さんは7GBのパケット通信量を使い切ることなく、2GB程度しか使わないまま毎月定額でパケット通信費を払っている事になる訳で、という事は家族4人で

4×7=28GB

のパケット通信が使える契約があるにもかかわらず、実際には

7+7+2+2=18GB

しか使ってない、10GB分も使わないパケット通信費を支払っている事になる訳です。
そこで新しいプランでは10/15/20/30GBの4つのプランを用意し、これを家族4人で使いまわすという事になるのです。
こちらの家族の場合、現状が大体18GBとなっていますから、新プランではお父さんの主回線が20GBのシェアプランを適応し、これを3つの子回線と併せて4回線で分かち合って使う事が出来る様になるのです。

20GBのシェアプランの場合、月額通信料は16000円となるので、子回線オプションが500×3=1500円となるので、17500円で4人分、1人当たり4375円のパケット通信費と言う計算になる訳です。

じゃ家族のいない独身者はどうなるんだ、と思われるかもしれませんが、その点は単身者向けの料金プランもあるのでそれを使えばよい事になります。

しかし今回の新料金プランは一見して「定額」「シェア」と割安感を謳った文言が並んでいますが、これまでの使い方と照らし合わせてみると必ずしも万人向けて割安になる訳でもありません。
全体的な組み合わせを見ると通話が多くパケット通信の少ない人は総じて値下げ、通話が少なくパケット通信も多い人は逆に総じて値上げ、となり、通話もパケット通信も少ない人、若しくは通話もパケット通信も多い人は組み合わせ方次第で変化するので一概には言えない、となってしまいます。

このサービス自体が今すぐ始まる物ではありませんが、提供開始した際にはdocomoショップ等で確認してみるとよいかもしれません。
またdocomoの様な「通話定額」「パケット通信費のシェア」についてはauやソフトバンクでも同様のサービスを検討しています。au/ソフトバンクユーザーも今後の動向に注目です。

XPから乗換ユーザーにも優しくなりますね。

image

今週水曜日、4月9日はWindowsXPのサポート終了日=4月8日が最後の修正プログラムの配布日、という事になり、これを契機にパソコンを買い替える方も当然ですが増えています。

市販のパソコンで買い替え、となると、今はWindows8を選択せざるを得ない状態ですが、XPユーザーが8に乗り換えて最初に戸惑う事の一つに「シャットダウンの方法がわからない」と言うのがあります。

Windows8は従来型のデスクトップ画面、スタートメニューの方式を改め、タッチパネルで操作出来る、タブレット端末的な操作方法を導入しましたが、却ってこれが従来からのWindowsユーザーには混乱をきたす状況になっており、企業向けにはむしろXPの操作方法に近いWindows7の方が重宝されていたりするのです。

そんな状況をMicrosoftも把握してか、XPからの乗換ユーザーを意識してか、去年から今年にかけてWindows8の改良を続けています。

既にWindows8は8.1とマイナーバージョンアップをしており、デスクトップ画面には従来のXP/Vista/7の様な、画面左下のスタートボタンを復活させています(もっともこのボタンをクリックしても今まで通りのWindows8のスタート画面に戻るだけなのですが)。

そして4月のアップデートでは画面右上、ユーザー名の表示される部分に「電源ボタン」と「検索ボタン」が追加される事になったのです

これまでのWindows8や8.1では画面右手側から「チャーム」というメニューを引き出し、そこから設定>電源>シャットダウンと3ないしは4つの行程を踏まないとシャットダウンできない、という面倒さがありました。

もちろんこれはタブレット端末的な使い方をする上ではシャットダウンするより普段は休止(スリープ)にし、電源オンで即復帰する方が早くて便利、と言う考え方によるものかと思いますが、パソコン的な使い方をする上では不要な場合は電源を切るのがベストであり、今回の修正もそれに則った上での変更って事の様です。

更にMicrosoftは今後のアップデートでWindows8.1にXP/Vista/7のスタイルに近いスタートメニューも復活させる、と言う話もあります。

こうなるとそろそろ「Windows8はぁ…」と毛嫌いする理由もなくなりそうですが、さてどうなる事でしょう。

最寄店は鎌取、もしくは成田、でしょうか。

ケータイショップは右を見ても左を見てもスマホスマホスマの時代、でも説明をよく聞いてみるとどーにも利用料金が高すぎる…そんな方に驚きの情報です。

あのイオンが4月4日から「イオンのスマートフォン」を販売します。

これはGoogleが企画設計し、韓国LGが製造しているスマートフォン「Nexus4」に、イオンが提携している通信会社の回線を利用出来る設定をして販売するもので、驚くのはその価格です。

電話機本体は総額34080円、これを24か月分割で支払うと1か月あたり1420円(税抜)、そして通信費の方は音声通話の基本料金とネット接続料金(定額)がついて1560円(税抜)、つまり両方合算しても1か月2980円(税抜)でスマートフォンが利用出来てしまうのです。

もっともこのなぜこのような格安の通信費が可能なのか、それにはちゃんと理由があります。

まず、この通信サービスを提供する、イオンと提携している日本通信株式会社という会社は、以前このページでも紹介したMVNO(仮想通信事業体)というもので、これは大手の携帯会社から大量の通信回線を買い取り(もしくは借り受け)、これを小口に分けてユーザーに再販する事業者の事です。これにより自社としては通信回線の整備をする手間を省き、ネットを通じた利用登録に特化する事で運営費用を下げ、安価な通信費を提供出来る様にしているのです。

また今回のサービスの場合、通話/通信回線は1世代前の3G方式、通信速度も200kbpsと現在大手キャリアが主流としているLTE通信方式(下り75Mbps)の1/375、普通の携帯電話と比べても1/15から1/72という低速です。なので、通信の方は主に文字中心のメール、ツィッター、LINEメッセージ等に向いており、地図の参照や動画視聴には不向きと言えます。その代わり通信量制限はありません。

ですから、電話機としての通話が主であり(因みに通話料金は30秒20円(税抜))、データ通信をする場合は宅内にブロードバンド回線+無線LAN接続環境を用意してそれで行う、と言うやり方になるかとは思いますけど、スマートフォンを試しに使ってみたい、家族用に、2台目、3台目として必要と言う方には魅力的なプランと言えるかもしれません。

またこの通信契約にはいわゆる「2年縛り」がありません。つまり、一般の携帯の場合、2年契約をし、その途中で解約すると違約金が発生しますが、この契約ではそれがない事になるので、手軽に試すのにも向いている、という事になります。

もっともこの「イオンのスマートフォン」は販売店舗が限定されており、九十九里から最も近い販売店は鎌取、もしくは成田、八街辺りになりそうです。また全国で8000台限定、1人に1台しか販売しないそうですから、欲しい方はお早目に。

2014年4月
« 3月   5月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930