WindowsXP+IEでweb閲覧している方は要注意です。
4月26日(アメリカ時間)、Microsoftは自社開発のwebブラウザ「Internet Explorer」に脆弱性のある部分が見つかり、既に悪意のあるハッカーからの攻撃対象にされている事、この危険性にたいしての注意勧告を発表した事を公開しました。
問題の危険性は『攻撃者によってInternet Explorer上で任意のコードが実行されたり、攻撃コードを埋め込んだWebサイトをホストされたりする危険性がある』との事で、つまり外部からインターネットを介してこちらのコンピュータを不正操作される危険がある、という事になります。
対象になるInternet Explorerのバージョンは6~11と非常に広範囲で、WindowsXP~8.1まで、つまり現在市中にあるほとんどのWindowsパソコンがその対象に含まれる事になるのですが、Vista以降についてはMicrosoftがセキュリティパッチを提供するので「Windows UPDATE」を実行する事で対策はされる事になります。
ところが、WindowsXPに関してはご存じの通り今年の4月9日以降はサポートが終了しているので、この危険に対しての対策は提供されない事になります。
いよいよWindowsXPだから危険、と言う事が本格的に起こりうる事態になる訳ですが、とりあえずの対策としてWebの閲覧にはInternet Explorer以外のwebブラウザ(FireFox、Chrome、Opera等)を使う事をセキュリティ対策会社は提案しています。
またマイナビニュースの記事ではWindowsXPのインターネットオプションのセキュリティ設定を変更し安全性を高めると更なる回避策になる、としています。
とは言え、今後もこの様に「XPはセキュリティ対策対象外=危険」となる状況が出る事は予想されます。Vista以降への早めの転換を周囲にも知らせるべきと思います。
追記:
5月2日に修正プログラムの配布が始まりました。
スタート>すべてのプログラム>Windows Update を実行する事でInternetExplorerの修正プログラムが入手出来ます。
尚、今回に限り、WindowsXP用の修正プログラムも入手出来る、との事です。