2016年 10月

中高年の方にはこちらの方が利便性があるかも。

10月中旬に行われたNTTdocomoの新製品/新サービス発表会ではLTE対応ガラケーの新料金プラン、とか、一括650円で購入出来るスマホ、等が注目されていましたが、この際に発表された新サービスで中高年向けに注目したいサービスがありました。

それは「みえる電話」と言うサービスです。

これはスマートフォンの専用アプリからIP電話(050から始まるんで環番号を使用します)で発信をする場合、その会話の内容をその場で文字起こしして画面表示してくれるサービスです。

最近のスマホやパソコンではかなり精度の高い音声認識が可能になっていますが、その技術を応用し、この様なサービスが可能になると言う訳です。

本来の利用対象者は電話の音声が聞こえにくい聴覚障碍者なのですが、耳が遠い、聞き取りにくいという様な事は中高年でもある話ですので、あるとやはり便利な機能と言えるでしょう。

専用アプリが必要なのでスマホでの利用が必須になります。また利用の際には専用のIDとパスワードが必要です。

音声を文字に起こして送信する必要がある為、通話と同時にパケット通信も発生します(スマホの機能、性能によっては文字起こしした内容をwebブラウザに送信する事も出来ます)。相手側は特に制限がなく、スマホやガラケー、固定電話でもOKになります。

実際に使用する場合、相手側には「みえる電話」を利用している旨の音声案内が流れ、通話内容は録音される事が告げられます。

上の図はアプリを使って実際にみえる電話を使ってる様子ですが、言葉の内容次第ではまだ認識精度は十分とは言えない部分もある様です。しかしこうしたサービスは多くの利用者が使用する事で自動的に精度も上がってきますので、この辺りは後の成長に期待でしょうか。

来年3月まではトライアルサービス(無料)と言う事になっており、専用のwebページから申し込みが出来ますが、利用条件はdocomoの利用契約があり、スマホ/タブレットの利用中、且つアンケートに回答できる方、となっています。

まだまだ条件は厳しいですし、docomo利用者以外の方では軽々に使う事は出来ませんが、サービス内容としては面白いと思いますので、今後の動向に注目です。

 

これならガンコなガラケーユーザーも買い換える気になりますかね。

今週はdocomo、auがそれぞれこの冬から春にかけて販売する新商品の発表会を行いましたが、ガラケーユーザーには注目するニュースが2つありました。

一つはdocomoが自社オリジナルブランドのスマートフォン「MONO」を、1年以上使用する制限を付けながらも一括販売価格を650円と設定して販売する、と発表しました。

これまでスマートフォンを購入するとなると、

通話契約料金+ネット接続基本料金+パケット通信契約料金+本体分割購入代金-月々購入サポート費

という組み合わせで料金を支払う事になっていましたが、大体これで7000円前後の支払いになるのが平均的でした。

MONOも本来はこのような価格設定で購入する事になるものですが(実際、定価は30000円ほどします)、1年以上継続して使用することを前提にした契約にした場合、購入サポートで大幅値引きをし、その結果が650円になる=これなら多くの方が一括で支払える、という訳です。

もちろん、通話契約やパケット通信契約は必要ですが、しかし650円で購入出来るというのは多くの方にとって魅力的ではないでしょうか。

もう一つはLTE接続が出来るガラケー限定で非常に安い料金プランが発表されたことです。

最初に発表したdocomoのプランは、月額1200円で1回5分の通話が無制限に出来る「カケホーダイライトプラン(ケータイ)」と、月額300円~の段階制パケット定額プラン「ケータイパック」の組み合わせです。この組み合わせで契約した場合、最低月額1500円で通話とSMSはし放題、パケット通信は最低の300円で10MBまで、以後は通信量1KBごとに0.03円で追加され、上限は4200円になります。

この契約を実際にする場合はカケホーダイライトプラン(ケータイ)1200円+ネット接続基本料金300円+ケータイパック300円~となり、毎月の最低通信費は1800円~、これに電話機の分割購入代金が加わるので、およそ3000円前後で使用可能、という事になります。因みにカケホーダイライトプラン(ケータイ)はこれ単独での契約も可能になりますが、その場合、データ通信は使用した分だけ支払う従量制になるので、出先では全く通信はしない様にする必要があります。

auやソフトバンクもこれを受けて同様のLTEフィーチャーフォン用料金プランを打ち出してきました。

auは「4G LTEケータイ向けスーパーカケホ」が月額1200円で1回5分の通話がかけ放題、新しいデータ定額サービスは0円から4500円の2段階定額になり、最低料金の組み合わせだとこれにネット接続基本料金300円を加えた1500円から、となります(実際にはこれに電話機代金が加えられます)。

ソフトバンクの場合も「通話定額ライト基本料(ケータイ)」という新しい料金プランが登場し、月額料金は1200円で1回5分の通話がかけ放題に、「データ定額サービス」は0円~4200円上限の2段階定額になります。最低料金の組み合わせはやはりネット接続基本料金300円を加えた1500円~、となります。

いずれもLTE対応のガラケーで使用出来る料金プランになるので、今使っている3G通信用のガラケーでそのまま契約する事は出来ませんが、しかし近々に3G通信は帯域整理などで旧式の携帯電話は使用出来なくなる日も近づいています。

そういえばdocomoはLTE対応らくらくホンを12月に販売開始するそうですから、検討してみてはいかがでしょうか。

回りにVistaユーザーさんがいる方は「そろそろだよ」と教えてあげてください。

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2014年にWIdnows XPがサポート終了、と言う事でガタガタしましたが、その後継OSであるWindows Vistaもいよいよサポート終了時期がやってきました。

Windows Vistaは当初の予定通り、2017年4月11日(アメリカ時間)にサポートが終了となりますので、残り半年を切った、と言う事になります。

Microsoftの製品は基本的に販売開始から5年をメインストリームサポート、それを経過して5年を延長サポート、としていますので、販売開始からトータルで10年の間はサポートを受ける事が出来る、となっています。よって2007年に販売開始されたVistaもこの流れに則り、来年2017年でサポート終了、となるのです。

サポートが終了すると、今後はVistaにおいて造りの悪い部分が見つかったとしても、Microsoftはその修正プログラムを作成しない、と言う事になるので、不具合部分を攻撃されても対処できない事になってしまいます。安全性を考えても、後続のWindows7や最新のWindows10への切り替えが必要になります。

なお、Windows Vistaではいくつかの有名ソフトが既に利用出来ない状況になっています。例えばWebブラウザのGoogle Chromeは16年4月に提供されている「Chrome 50」を最後にVistaでの利用は出来ない様になっています。

因みに、Windows7の場合、サポート終了は2020年1月になりますし、Windows8の場合は8.1にアップデートすれば延長サポートは2023年1月に終了となります(アップグレードしてない場合は16年1月でサポートが終了しています)。

Windows10に関してはこれまでのサポートサイクル通りなら延長サポートが2025年で終了、と言う事になりますが、Windows10は『恒久的なアップデートが提供される』と言う情報もあり、これが本当ならWindowsを買い替えるという事は今後なくなる事になる、と言う事になりますが、果たしてどうなる事でしょうか。

それと、同じくMicrosoft製品の「Office」シリーズですが、こちらもOffice2007はService Pack 3を適応した場合でも2017年10月にサポートが終了します。Office2010もService Pack 2適応で2020年10月に、Office2013もService Pack 1適応で2023年にサポート終了となる見込みです。

サポート終了はWindowsばかりがクローズアップされますが、Officeのサポート終了も気にしておいた方がいいかもしれません。

 

ラジオ好きにはうれしい新機能です。

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インターネットを通じてAM/FMラジオを聞く事が出来るサービス「radiko」ですが、10月11日から新たに「タイムフリー」と言う機能が追加されました。

この機能は、radikoで聴取出来る放送局のラジオ番組を、過去1週間の範囲で好きな時間に聞く事が出来る、と言う物です。

つまりインターネットを通じたラジオの録音を楽しむ事が出来る、と言うサービスな訳です。

利用については無料で利用が可能です。Radikoでは聴取出来るエリアは通常の電波での放送でカバーする範囲の放送局しか利用できない、と言う制限があり、これを有料で会員登録する事で制限を解除するエリアフリーと言うサービスがありますが、今回のタイムフリーはこの有料会員になってないユーザーでも利用可能、となっています。

これはタイムフリーのサービスが今回は実証実験の範疇だからです。その為もあり、一部の番組はタイムフリーでは聴取出来ないものもあります。また、3時間と言う聴取可能時間の制限もあります。

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とは言え、これまでラジオ番組を録音するのは録音機能を持つラジオだけでしたが、ラジオ自体の放送感度は地域によって差異があり、故に聴取しにくい放送局はそもそも聴取する習慣自体が身に付かない、と言う事もありました。しかし今後はRadikoのタイムフリー機能で過去1週間の番組は自由に聞く事が出来る、しかもインターネットサイマル放送なので、ノイズもないクリアな放送を楽しめる、と言う事になります。

聞き逃したラジオ番組、Radikoで聞いてみませんか。

 

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