2011年 12月

今年2011年は夏に地上デジタル放送が開始され、多くの方がテレビの買い替えをされたか、と思います。

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これでしばらく買い替える必要はなし、と思ってるかもしれませんが、そう安穏ともしてられないかもしれません。

11月下旬に世田谷のNHK放送技術研究所にて、マスコミ向けにある展示会が催されました。
それは「スーパーハイビジョン機材展示会」と言う物です。

スーパーハイビジョンとはNHKと各国の公共放送が中心になり95年から開発が進んでいる次世代型テレビシステムです。

現在のハイビジョン放送では画面解像度が横1920ピクセルx縦1080ピクセル(上図のHDのサイズ)、音響システムは5.1チャンネルサラウンドなのに対して、スーパーハイビジョンでは横7680ピクセルx縦4320ピクセル(上図のUHDのサイズ)、音響は22.2チャンネル(3.1チャンネル、8.1チャンネルの簡易式も用意)と非常に高画質、高音質の映像が楽しめる様になっています。

画面解像度だけでも現在の16倍の高画質になるとあって、その伝送路には従来のデジタル放送用のUHFではなく、21GHzのBS放送用の電波を使う事となっています。

もっとも、この21GHzのBS放送用電波は2020年から試験放送と言う形で使用とあるので、今すぐにこのスーパーハイビジョンが実用化される訳でもありません。

ただ、2012年のロンドンオリンピックでは、競技の様子がスーパーハイビジョンで撮影され、NHK放送センターや秋葉原等でパブリックビューイングが実施されるそうです。
期間は2012年7月28日~8月12日までとなっていますので、AV関係に興味のある方は期間中に見に行ってみてはどうでしょう。

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