2013年 11月

家の中で眠っている携帯、有効活用できるかもしれません。

日本通信は11月23日から、「携帯電話SIM」という商品を販売します。

販路によって「イオン版」「ヨドバシカメラ版」「Amazon.co.jp版」「流通版/bマーケット版」と異なりますが、基本的な内容は同じです。

ところで日本通信、と聞くと聞き馴染のない会社ですが、この会社はNTTドコモから通信回線を大口で借り受け、これを小口に再販している通信業者なのです。

こうした自前で通信設備を持たない携帯電話事業者の事をMVNO(仮想通信事業体)と呼びますが、日本通信はMVNOの最王手、最古参の会社なのです。

日本通信はこれまでも色々魅力的な料金プランのSIMカードを販売してきましたが、今回の「携帯電話SIM」は音声通話とSMSに特化したSIMカードになっています。

通常、携帯電話の契約には「音声通話」の契約と「データ通信」の契約の2つがセットになっており、これにより他者との通話も、メール送受信やwebサービスの利用も可能になるのですが、この「携帯電話SIM」ではデータ通信の契約は出来ない事になっています。

つまり、今まではたいして使わなくてもつけられていたデータ通信の契約がない=より安価な通話料金での利用が可能、という事になるのです。

プランは3種類あり、月額基本料金1350円(無料通話分1365円分/約32分の通話が可能)の「プランS」、基本料金2040円(無料通話分2835円分/約76分の通話が可能)の「プランM」、基本料金3895円(無料通話分5250円分/約178分の通話が可能)の「プランL」、となります。

それぞれ無料通話分を使い切ると、プランSでは30秒21円、プランMでは30秒18.9円、プランLでは30秒14.7円の追加料金が発生します。この辺は個々の通話利用頻度に応じて考えるとよいでしょう。

なお、この「携帯電話SIM」には電話機本体は付きません。

なので電話機は別途用意する/解約した古い携帯電話機を使う、等する必要があります。

こういう形の助け合いはもっと増えてもよさそうですね。

LINE、フィリピンの台風30号被災者を支援するスタンプ「Pray for the Philippines」発売、全額を寄付

今や多くの人が使っている無料通話アプリの「LINE」。

通話だけではなく、ショートメッセージを送る、ゲームで楽しむ等、ソーシャルネットワークサービス(SNS)的な側面も強調されて来ています。

中でもLINEではメッセージの送信の際に一緒につける「スタンプ」に注目が集まっています。当初はLINE側が用意した物だけでしたが、今では各種の企業が独自のスタンプの販売を始めており、他者の持ってないスタンプを集めるのも一つの楽しみになっています。

そんな人気のLINEスタンプに、先日発生したフィリピンの台風30号の被災者支援の為のチャリティースタンプが登場しました。

「Pray for the Philippines(フィリピンの為に祈る)」と銘打たれた8種類のスタンプはいずれもLINEのオリジナルキャラクターの図案で1個100円。販売価格から決済手数料を差し引いた全ての金額がフィリピン赤十字に寄付されます。

販売期間は11月15日~12月31日まで。

LINEは日本発祥のスマートフォンアプリですが、最近では外国での利用者も増えており、タイでは警察にも採用されてメッセージや写真のやり取り出来る機能が捜査にも役立てられています。

LINEユーザー、スタンプコレクターの方は試してみてはいかがでしょう。

まるでSF映画のシーンの様な話です。

no title

この写真の女の子、名前はスィーティー。

フィリピン在住で年齢は10歳、と言う設定です。

設定という事ですから、ここまでの情報は真実ではありません。ではどこまでが虚偽か、と言うと、この子の存在自体が虚偽、と言うか、CGで合成したものなのです。

実はこのスィーティーは国際的な児童保護NGO「テールデゾム(Terre des Hommes)」オランダ支部がインターネットの児童ポルノ容疑者を探す為に作ったCGの「おとり」なのです。

只の写真だけならまだしも、このCGのスィーティーは動画にもなっており、非常に自然な仕草や表情を見せ、本当に生きている少女の様に見せていたのです。

YouTubeでテールデゾムの啓発動画を見る事が出来ますが、この映像だけ見ても、スィーティーの完成度の高さが伺えます。

こうして囮になったスィーテーを使い、児童ポルノ愛好者が集まるチャットに潜入させたところ、世界中から1000人もの接触があり、スィーテーとの会話(勿論仮想少女ですから、チャット自体はNGOの人間がやったと思いますが)からフェイスブックやGoogle+の情報を集め、合法的に1000人の所在を特定して、これをインターポール(国際刑事警察機構)に提出したそうですが、ここまでかかった時間が2か月だそうです。

こうした手口もさることながら、生きてる人間と見紛うばかりのCG技術と言うのもすごいものだと思います。

オンラインチャットの先にいる人物が本当の人間とは限らない、そんな時代って事でしょうか。

11月から変わってます。注意して下さい。

11月から携帯電話の電話番号に「070」から始まる電話番号の割り当てが始まりました。

従来は携帯電話には「090」「080」から始まる番号が割り当てられていましたが、この番号がいよいよ枯渇してしまいそうになって来たため、「070」から始まる電話番号も割り当てが始まる、という事です。

これまで「070」から始まる電話番号はPHSでの利用のみとされてきましたが、PHSの提供会社がウィルコムのみになってしまい、今後も劇的なユーザー数の増加はないもの、という事で余裕のある070番を携帯電話に割り当てる、という事になったのです。

また090、080の番号が枯渇しいる要因として、携帯電話以外の機器、例えばタブレット端末やモバイルデータ通信端末等でも、携帯会社内での管理の都合上電話番号の割り当てをしている為、と言うのもあります。

11月からは070-1~4、070-7~9で始まる番号は携帯電話用に使われ、070-5~6で始まる番号は従来通りPHSに割り当てられるとされていますが、来年には携帯電話-PHS間での番号ポータビリティの導入も検討されており、将来的にはPHSで使用した番号をそのまま携帯電話会社に持ち込める様にもなるので、こうした番号による区別も出来なくなるかと思われます。

ですから、070で始まる番号を受信しても、今後は怪しまないで電話に出てあげてくださいね。

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