2016年 9月

もしかするとこれが分水嶺になるかもしれません。

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9月16日に各携帯電話会社は一斉にiPhone7/7Plusの販売を開始しましたが、これと前後して新しい料金プランを開始しました。

口火を切ったのはソフトバンクの料金プラン「ギガモンスター」です。これに合わせる様にauからは「スーパーデジラ」が登場しました。そして最後はdocomoも「ウルトラパック」と言う料金プランを発表、3者が出揃った形になります。

これらの料金プランの大きな特徴はわずかな料金アップで大量の通信量が使えるプラン、になります。

これまでの料金プランは、大体各社共に月間通信量5GBで5000円と言うのが相場でした。つまり、1GBの通信料金が1000円程度、と言う事になるのですが、これが各社の新プランになると月間通信量がこれまでの4倍の20GBで料金は1000円アップの6000円、通信量6倍の30GBのプランでも料金は3000円アップの8000円になります。と言う事は、20GBのプランの場合、1GB当たりの通信料金は300円、30GBバイトのプランだと1GB当たり267円程で済む事になります。

またdocomoの場合は家族でデータ通信量をシェアできるプランもあり、この場合もこれまで15GBで12500円が上限だったものが、50GB/100GB使えるプランが登場し、料金も50GBのもので16000円、100GBでも25000円とかなり割安です。

そしてこれらの大口プランの通信量は余った場合、翌月に繰り越しが出来るのも大きな特徴です。使用しない通信量の繰り越しは格安SIMでは間々あるサービスでしたが、今回大手キャリアも採用した事で、大量の通信量を使うなら大手キャリア、あまり通信をしないなら格安SIM、と言う棲み分けが出来る様になった、と言う事が言えるかと思います。

毎月データ通信量を使い切って追加購入してる様な方は、ぜひこの機会に料金プランを変更してみてはいかがでしょう。

 

流石に九十九里ではこんなことはないでしょうけど…。

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フランスで実際に起きた事件です。

フランス北西部の港町ナントの郊外に住むソフトウェアエンジニアのアスコエトさん宅の郵便受けに、7月のある日、白い封筒が投函されていました。宛て名の無い封筒を恐る恐る開けてみると、中にはUSBメモリが1個だけ入っていました。

アスコエトさんはセキュリティ関係の研究者でもあり、この様な正体不明のUSBメモリがどれだけ危険かも十分承知していましたので、これをパソコンに差し込む事なく処分したそうです。

最近、こうしたUSBメモリを直接封筒に入れて郵便受けに投げ込む事件と言うのが、世界中で横行しているそうです。オーストラリア警察でも「メルボルンの南東約60キロに位置するパケナムにおいて“極めて有害”なUSBメモリが郵便受けに入れられる事例が相次いでいる」という事件を発表し、世界中から注目を集めました。

もちろん中身は危険なデータが入っているのですが、一見すると動画サービスのNetflixや他の動画サービスのクーポンを装っており、ついうっかり開いてしまうと、コンピュータのデータを「人質」にして、デジタル通貨のビットコインで多額の身代金を要求して来る、と言う悪質極まりないものなのだそうです。

実はこうした手法は古くから近寄りがたいコンピュータに侵入する手段としてスパイが好んで使った手法なのだそうですが、それが一般人に向けて使われる様になってきた、と言う事の様で、いささか怖い話ですね。

やっぱり拾い物、貰い物には要注意、って事でしょうか。

 

1)Windowsのファイル管理について

Windows7のフォルダ作製

Windows8/8.1のフォルダ作製

Windows10のフォルダ作製

 

2) 圧縮フォルダについて

圧縮フォルダの作成方法/展開方法(Windows10)

 

3)インターネットの有料サービスについて

GYAO

Amazonプライムビデオ

ひかりTV

これに30万の値打ちを見いだせる方はどれだけいるでしょうか。

世界的には9月の上旬は新型iPhoneの発表会、下旬はその販売開始、と9月=iPhoneの話題が多い時期でもありますが、他のメーカーも黙ってはいません。

実は毎年この時期、ドイツでは「IFA」、国際コンシューマーエレクトロニクスショーというイベントが開催されています。コンシューマーとは『一般消費者』という意味合いがあります。つまり、企業向けとか試作品、展示だけの特別モデルではない、出店しているそれぞれのメーカーがこれから来年に向けて、一般市場に向けて販売する予定の家電商品を一堂に集めて展示するショーなのです。

つまりここで紹介されている製品をチェックしておけば、最新の家電のトレンドが判る、という事になるのですが、今回SONYが発表した製品は正直、一般市場向けと言っていいのか、少々疑問がある製品です。

それは1台30万円で販売する予定の新型ウォークマン、NW-WM1Zです。

ウォークマンと言えば、携帯型音楽プレイヤーの元祖というべき製品ですが、後発のAppleのiPod/iPhoneの登場で人気も下火になってしまい、SONY自体の企業としての影響力も減少し、多くのユーザーが忘れて久しい製品です。

しかしこの度IFAで紹介されているウォークマンはこれまでの常識を覆すかもしれない要素を持っています。

それは超高級オーディオ機器としてのウォークマンの再生です。

↑右は廉価モデルのNW-WM1A それでも予価12万円

従来のウォークマンは気軽に音楽を楽しむために、音質の良さというのはあえて犠牲にしてきた感があります。しかしこのウォークマンは徹底的に音質にこだわり、例えばボディは上位モデルのNW-WM1Z(予価32万円)は純度99.95%の無酸素銅を削り出してボディを作っていますが、アルミで製造するに比べて加工時間だけでも1.5倍はかかるとされています。しかもこの無酸素銅のボディに金メッキを施し、徹底的に音質にこだわったボディを作りあげています。

またイヤホンを接続するプラグ部分も3月に規格が決まったばかりの口径4.4㎜の5極端子(一般のイヤホン端子は3.5㎜口径の2極~4極端子)を採用し、イヤホンなのに5チャンネルスピーカーに近い音質を再現できるようになっています。

この他にもオーディオマニアが唸るような要素を詰め込み、そして音楽データの方も高音質なハイレゾ音源を再生出来る様に作られています。

こうした「高音質に対する徹底的なこだわり」の結果、販売価格が30万円を超えるようなものが出来てしまったのですが、さて皆さんはこれがどれほど売れると思いますか。

 

流石にこれは危険でしょうね。

この夏に韓国のサムスン電子が発表した新型のスマートフォン、Galaxy Note7(ギャラクシー ノート7)ですが、各国で様々な問題を引き起こしています。

Galaxy Note7は8月19日からアメリカ、カナダ、オーストラリア、韓国等、世界10か国で販売が開始し、日本でもこの秋から各キャリアで販売される予定ですが、8月下旬位からこのスマホが爆発すると言う報告が寄せられるようになってきました。

状況は充電中に爆発する、と言う報告が多く、今のところ、使用しているバッテリーの一部に欠陥があり、これに充電する事で爆発が起きると見られています。ただ、一概に充電だけが原因とも限らない様で、10日にアメリカ、ブルックリンで発生した爆発事故の場合、6歳の男の子がスマホを持って動画視聴をしていたら爆発し、この子は手にやけどをするけがを負ったそうです

この他にも車内に置いておいたGalaxy Note7が爆発し、大型SUVが全焼すると言う様な事件も起きています。

実はスマホの爆発事故というのは目新しい事でもなく、世界中でこれまでも何件も報告されています。但し、それらの原因の多くは「粗悪なACアダプタやUSBケーブルを使ったため、強力な電流が一気にバッテリに流れ込み、加熱/爆発した」とか「コンセントそのものが不安定な電源供給状態だったため、強力な電流をバッテリに送り込んでしまい爆発した」と言うもので、電話機そのものが爆発の要因ではないものでした。

しかし今回のGalaxy Note7の場合は正規の充電器やUSBケーブルを使っているにも拘らず爆発が起きており、原因は外的要因ではなく、その内部構造、特にバッテリにあるのでは、と見られています。

現在、製造メーカーのサムスン電子は製品の出荷停止と既に発売済みの250万台についてリコールを行う事を発表、17日からは機種交換を始めるので、それまでの間は電源を切って、出来るだけ早く購入店に返却する様に呼びかけています。またGalaxy Note7や同時に発売されているGalaxy S7はこれらを内蔵する事で仮想現実が楽しめるゴーグル型ユニットの「Gear VR」も販売していますが、この使用も控える様に呼びかけています。

さらにこの事態を受けて各国の航空会社、並びに航空行政を担当する省庁では、飛行機内でのGalaxy Note7の使用を禁止する、手荷物に預けない様にする、等の注意警告を発しています。

アメリカ連邦航空局 GalaxyNote7に対しての声明

国土交通省 GalaxyNote7の航空機内への持ち込みについて

JAL – サムスン電子社製「ギャラクシーノート7」の取り扱いについて

同様に米消費者製品安全委員会(CPSC)も、日常での使用を中止する様に勧告をしています。海外旅行のお土産に、と思っても、国内での使用は控えておきたいですね。

 

1)台風接近に伴い災害情報をインターネットで収集する方法を紹介しました。

Yahoo天気

ウェザーニュース

NHKオンライン

 

2)クックパッドへの会員登録、レシピの保存方法を紹介しました

・クックパッド(会員登録)

・印刷機能を使ったPDF保存方法(Google Chrome)

いよいよ日本から電子マネーの勢力図が変わる、かもしれません。

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日本時間の9/8未明、サンフランシスコで開催されたAppleの新商品発表会で、新型のiPhone7、iPhone7PlusApple Watch2が発表されました。

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事前にリークされている情報も沢山あった事から、それほど大きな驚きの新機能はありませんでしたが、しかしここにきて少々予想を裏切る様な新機能が搭載されました。

それはiPhoneにFeliCa機能が搭載された事です。

FeliCaとはいわゆるおサイフケータイの機能の根幹をなす非接触ICカードの技術です。非接触型のデータ通信技術と言えば全世界的には「NFC」が普及していますが、NFCは単なる通信の技術だけなのに対して、FeliCaはこれにデータの管理やセキュリティ機能も盛り込み、カードの形にまでまとめたもの、を指します。

「電子マネーカード」の画像検索結果

↑これらも全てFeliCaのシステムを採用している電子マネーカードです。

つまり、FeliCaの方が可搬性もよく安全性も高い、と言う事が言えるのですが、如何せん日本(SONY)が独自に策定した規格と言う事もあり、これまで世界的な普及には至ってなかったのです。

一方、Appleの方も、これまでiPhoneは全世界で販売するスマートフォン、と言う事もあり、特定の国や地域でしか需要の無い機能は盛り込まれる事はありませんでした。特に日本の場合、ガラケー3種の神器と言える『赤外線通信』『ワンセグ』『おサイフケータイ』があり、これらは日本以外の国では普及していない/既に廃れてしまった機能と言う事でiPhoneには搭載されないまま今日まで来ています。

しかし今回、新型iPhone7にはFeliCa機能が搭載され、アプリも揃っておサイフケータイとして使用出来る様になりました。

これにはいろいろな理由が考えられます。一つはAppleがiPhone6の発売と同時期に展開を始めた電子決済サービス「Apple Pay」を日本でも普及させる為には、既に日本で普及しているFeliCaのシステムを取り入れざるを得なかった、と言うのがあるようです。

また今回iPhoneにFeliCaが搭載されたのにはJRグループからの猛烈な働き掛けがあったとも言われています。実はFeliCaはNFCより多機能であるにもかかわらず、単位時間当たりの処理能力はNFCよりも高い、とされています。これはJR東日本が統計を取って調べた結果、改札での処理能力には「1分間に60人の改札処理」が必要とされ、それにはカードが接触してから決算処理を済ませるまで200ミリ秒以内で処理とされており、FeliCaもこれに沿って仕様が決められているのです。この数値は同様の自動改札を使っているロンドン交通局ものが、250~500ミリ秒で処理している事と比較しても高速である事が判ります。

現在世界では「交通系の非接触通信技術における世界基準の策定」が懸案化されています。世界にはNFCをはじめとした同様の非接触型通信技術が沢山ありますが、処理能力と実績という点においては日本のFeliCaがずば抜けています。実際、世界の鉄道駅での年間乗降客数のトップ20までは日本が独占しており、23位にようやく出て来るパリ北駅とトップの新宿駅を比較しても5~6倍以上の差異があります。それだけの件数を処理している事はFeliCaにとっては大きな実績と言えるでしょう。

つまりiPhoneが今回FeliCaを搭載した、と言う事は世界の交通系電子マネーカードが日本式になる(もしくは日本式のFeliCaが使用出来る様になる)可能性を産み、ひいては世界の電子マネーが日本式のおサイフケータイに大きく変換する予兆にもなりえる、と言う事でもあります。本当にこうなったらスゴイ話ですね。

 

今年のクリスマスにねだられるオモチャ、になるでしょうか。

タカラトミーは9月6日、鉄道玩具「プラレール」シリーズの新商品「スマホで運転!ダブルカメラドクターイエロー」を発表しました。

プラレールと言えば、子供に人気の鉄道模型です。大人が楽しむ精密な鉄道模型とは異なり、子供がガシガシ遊べる様に少し大きめの筐体とレールをプラスチックで作り、縦横無尽にレールをつなげて鉄道模型を走らせて遊ぶオモチャです。

今回なんと、このプラレールの新幹線の運転席と先頭車の車窓に無線LAN接続出来るカメラを搭載し、走ってる様子を専用アプリをインストールしたスマートフォンで見る事が出来る機能が搭載されたのです。

運転士カメラの映像はまさにプラレールを運転している気分を味わえる映像を楽しむ事が出来、専用アプリには速度コントローラーや警笛を鳴らす、ライトを点灯するボタンも備わり、中々本格的です。更にこのカメラの映像を録画する機能もあり、撮影した動画はSNSに投稿して友だちと共有する事も出来るのです。

更に別売りのマスターコントローラー(マスコン)を追加すれば、本物そっくりのレバー操作でプラレールが操作出来る様になり、より一層楽しめる事になります。

問題はお値段ですが、「スマホで運転!ダブルカメラドクターイエロー」は希望小売価格12000円で10月に販売開始となっています。

プラレールで遊んでいる子供がいるご家庭ではちょっと怖いかもしれませんね。

 

これは中々太っ腹なサービスですね。

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8月下旬から日本の周辺海域を蛇行していた台風10号ですが、8月30日に岩手県に上陸し、東北地方では観測史上初の直接上陸による台風被害を受ける結果となり、9月に入った今もなお、被害復旧が進まない状況です。

そんな中ですが、IT企業各社はこの台風で被災し、故障してしまったパソコンやプリンタについて、保証期間の有無にかかわらず特別価格で修理対応をする旨を発表しています。

対象となるのは内閣府が発表している防災情報で「災害救助法適用地区」に指定されている北海道各地と岩手県の各地にて被災したパソコンやモニタ、プリンタ等のIT機器になります。

通常、天災による故障の場合は、こうしたIT機器の修理は保証書の期間内であっても有償修理する事が決められていますが、災害救助法の適用によってこの規定が除外され、今回は部品代、又は通常よりも割安の技術料金で修理対応をする事となりました。

詳細は各社のWebページに記載されていますので、そちらでご確認ください。

NEC

富士通

パナソニック

ヒューレットパッカード(HP)

EPSON

Lenovo

エレコム

IOデータ

 

これはもっと早く対応するべきでしたね。

1日、携帯電話各社は災害時に携帯電話に一斉通報する「緊急速報メール(docomoでは「エリアメール」)」に国土交通省からの「洪水情報」も通知対象にする、と発表しました。

これまで緊急速報メールは主に地震や津波の緊急連絡に使われてきましたが、洪水は子の範疇に含まれていませんでした。

その原因の一つは、河川の氾濫や増水の情報はその河川に接する地方自治体が情報提供元となっており、このため携帯電話各社との連携が地震や津波程迅速には情報伝達が出来ないでいました。

↑2015年9月 常総市で鬼怒川の堤防が決壊した時のニュース映像

しかし、2015年9月の茨城県常総市で鬼怒川が増水し、堤防が決壊して多数の被害者が出た事件を受け、国土交通省が自治体を通さずに洪水情報を配信できる様に整備をし、これが今回、携帯電話各社の緊急速報メールにも利用される事になったのです。

まずは昨年大きな被害が出た鬼怒川流域の茨城県常総市と、肱川流域の愛媛県大洲市が配信対象エリアになり、今後順次範囲は拡大していく、との事ですが、今年は既に大きな台風は複数回日本に上陸し、しかも東北や北海道ではこれまで考えられなかった「台風の直撃」「前例のない大雨による川の増水」と言った被害が出ています。

この様な整備がもう少し早めに出来てたら、被害も少なかったのでは、と思うと残念ですね。

 

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