2012年 8月

大阪だけではなく、全国各地でやった方がいいですね。

9月5日、大阪府では「大阪880万人訓練」と称する大規模な被災訓練を実施します。

もちろんこれは2011年3月11日に起きた東日本大震災の教訓を受けてのものです。

大きな地震が発生し、その影響を直撃受ければ大都市は非常に大きな被害を受ける訳ですから、その為の訓練はやはり行政側が機会を設けて、官民一体となってしっかり訓練をするべきと思います。

その訓練の一環として、訓練開始の午前11時に大阪府内にある携帯電話に向けて「訓練緊急地震速報」が一斉に送信されるそうです。

ただ、これを受信できるのはドコモの「エリアメール」、auとソフトバンクの「緊急速報メール」に対応した機種に限られ、大阪府内では約350万台の携帯電話が対象となる、とみられています。

尚、この緊急地震速報のメールは、受信した際に大きな警戒音が鳴りますが、この音はマナーモードであっても関係なく大きな音が鳴ります。

取り敢えずこの訓練自体は大阪府下だけで行われるので、九十九里近隣では関係のない話ですが、もし当日大阪に行く様な事があれば、また友人知人で当日大阪にいる様な人がいるなら、教えてあげていい話ではないかと思いますよ。

↓緊急地震速報が実際になった場合、このような音が携帯電話から聞こえます。

九十九里も国際化、そのためには優秀な通訳が必要ですね。

従来、同時通訳というのは、その場の雰囲気、ニュワンス、言い回し等、言葉の使い方を咀嚼できる人間が介在しないと上手く行かないもの、と思われてきました。

機械翻訳もだいぶ制度を上げては来ましたが、これまでは同時通訳程の精度、速度での利用は出来ませんでした。

この壁を破ったのが東芝の新技術です。

タブレット端末を使い、日本語で話しかけた内容をほぼ同時に翻訳し、音声出力/文字表示を行えるシステムを構築し、17日から千葉市内の国際交流拠点で実証実験を行い、年内には製品化すると発表しました。

上図の様に、従来は端末に向かってしゃべるとその翻訳結果は文字として画面表示する、という方式でしたが、どうしてもこれでは1クッション置く分だけスムーズな会話とは行きにくいという問題がありました。

今回のシステムでは翻訳の処理を高速インターネットで接続した翻訳用サーバーコンピュータで、音声認識と翻訳を同時処理することで翻訳時間を従来より約45％短縮する事に成功しています。

もちろんインターネットに接続出来る事は大前提になりますが、しかしこれにより端末側は一般的なタブレット端末で済み、多くのユーザーを募ってサーバーの利用負担を分担出来れば、非常に安価で精度の高い同時通訳を用意する事が出来る様になるので、海外からの観光客の受け入れもかなり楽になるのではないでしょうか。

「あなたの電話番号、何番？」

「えーっと…070のぉ…」

もうすぐこんな時代になるかもしれません。

携帯電話、スマートフォン、タブレットやデータ通信カード等、携帯電話回線を使ったデータ通信機器が多数世に出るようになっていますが、実はこうした機器は通話が出来る、出来ないにかかわらず、携帯電話用の電話番号、つまり090、080で始まる電話番号を持っています。

タブレット端末やデータ通信カードは実際には通話は出来ないので、電話番号も伏せられていますし、番号がわかったからとて、その番号に電話で呼び出しても取次はしてくれません。

こうした「番号として使われていない電話番号」が多数発行された事や、従来からの携帯電話（フィーチャーフォン）とスマートフォンの2台持ちユーザーも増えてきた事などの要因で、この080/090の携帯電話番号が早ければ年内に枯渇する、という問題がにわかに現実味を見せてきました。

2012年7月末時点ではまだ910万台分の電話番号があるそうですが、9月以降は各携帯電話会社も新しい携帯電話、スマートフォンの販売を予定しているでしょうし、これを機会に新規契約する方や携帯電話を買い増しする方も増える事でしょうから、910万台分の新規の電話番号も楽観は出来ないって事ですね。

携帯電話会社を統括する総務省ではこの事態の対策として、

1)090/080の番号のうち、従来使用してこなかった090-0XXX-XXXXの番号を使用する

2)PHSで割り当てられていた070から始まる電話番号を携帯電話に使用する

という対応策を用意しています。

070から始まる番号については上記のとおりPHSで使われてきた番号なのですが、NTTがPHS事業を清算し、現在PHSを運用しているのはウィルコムだけなので、番号的な余裕はそこそこあるようですが、用途を限定していたせいもあり、同じような携帯できる電話機でありながらPHSの契約は一般の携帯電話には移行出来ないというネックがありました。

070番の携帯電話での利用が出来る様になれば、PHSから携帯電話へ、番号を変更しないままの契約変更（MNP)も可能になり、070番の知名度も上がりそうですね。