2016年 7月

ガラケーユーザーのみなさん、そろそろいろいろ考える時期、でしょうか。

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ソフトバンクモバイルは2016年9月以降に通信帯域の整理を行う事を発表しました。

現在、携帯電話会社が使用している周波数帯域(バンド)はおおよそ以下の4つの帯域になります

「700~900MHz帯域」

「1.5GHz帯域」

「1.7~1.8GHz帯域」

「2.0~2.4GHz帯域」

ソフトバンクの場合は主に700~900MHz帯域のバンド8をW-CDMA(3G携帯、主にガラケー)とLTE(4G携帯、主にスマホ)、1.5GHz帯域のバンド11をW-CDMA、2.0~2.4GHZ帯域のバンド1をW-CDMAとLTEで使っており、この他に傘下にあるY!モバイルが1.8GHz帯域のバンド3をLTEに、1.7GHz帯域のバンド9をW-CDMAにそれぞれ割り当てて使用していますが、このうちバンド11とバンド9の利用をLTEで使用するバンドに切り替え、3Gケータイでの利用を9月以降順次終了し、バンド11については17年3月、バンド9は18年1月で終了する事にしたのです。

もっとも3Gケータイは1つのバンドしか使用しない訳ではないので、複数のバンドが使用出来る端末の場合は9月以降すぐに使えなくなる、と言う訳ではありません。しかし通信速度の低下や接続し辛い等の使い辛い状況にはなるでしょう。

また、こうした状況で影響を受ける端末を使用している利用者にはキャリアからお知らせのはがきが送られ、その中には無料で機種変更出来る機種の案内もありますので、この様な通知が来たなら、使用出来なくなる前に早めに機種変更しておきましょう。

ソフトバンクに限らず、auやdocomoも3Gケータイ向けサービスは年々縮小している状況です。スマホ利用者も全携帯利用者の半数以上になった今、ガラケー利用者の方々もそろそろ何か考えたほうがよさそうですよ。

 

今から戦々恐々です。

7月にアメリカで公開されたあるアプリをめぐって、先週は世界中が大騒ぎになりました。

それが任天堂のゲームアプリ「ポケモンGO」です。

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このゲームの大きな特徴はGPSとGoogleマップの情報を元にして、自分が今いる場所からどれだけ離れた場所にポケモンがいるので、それを探して捕らえて、交換したり育成したりしてお互いに戦わせて遊ぶ事が出来るゲームです。

特にすごいのがAR(仮想現実)機能を使う遊び方で、何もないある場所にスマホをかざすと、画面上に3Dのポケモンが現れ、現実にいる様に見て楽しむ事が出来るのです。

ARモードを使えば実際にポケモンを捕まえる様なアクションも楽しめます。

これがアメリカで公開されてから各地でポケモンを捕まえる為に、多くの利用者がスマホを片手に町中を歩き回り、至る所でいろいろな問題が発生しています。

例えば、他者の土地や屋敷に勝手に入って、泥棒と間違われて発砲された、とか、走ってる車の中でポケモンGOをプレイし、それに気を取られ過ぎて事故を起こした、とか、ニューヨークのセントラルパークにレアポケモンが出ると情報を聞きつけたプレイヤーが夜中に大群で押し寄せ、まるでお祭り騒ぎの様な様相だった、とか枚挙にいとまがありません。

変わったところでは、このゲームのおかげでアメリカ人がメートル法に関心を持つようになった、なんて話もあります。アメリカは未だに、長さの単位はインチ、ヤード、マイルを使っていますが、ポケモンGOの中ではメートルで距離を表示しているので、アメリカ人はそこでも苦労している、しかしそれでも面白いから遊びたい、ではメートル法について調べよう、と言う事になったらしいのですが…。

任天堂では事前に混乱を避ける為に、公開する国を順次拡張していく、としており、日本は幸か不幸かまだこのアプリは公開されていません。

事前に配信されたアメリカでもこの有様ですから、日本でも同じようなことが起きそうですね。

因みに韓国の場合、政府と国内業者が反対しているせいで、Googleマップに韓国の地図情報が使えない、と言う問題があり、結果的にポケモンGOも遊べない、と言う事になってるそうです。

でもそんな韓国でポケモンGOが遊べた、と言う情報も寄せられており、さてどーなってるのかしら、って感じですね。

 

幕張で体験出来るそうです。

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DeNAは7月7日、構内の移動を目的とした小型シャトルバス「Robot Shuttle(ロボットシャトル)」の運用を16年8月から開始する、と発表しました。

ロボットシャトルはフランスの会社が開発したEZ10と言う12人乗り(6人着席、6人立席)の電気自動車を活用しています。この車には前後にカメラ、周囲には障害物検知センサー、屋根にはGSPを設置し、時速10~20km(最高速度は時速40kmまで出るそうです)で全自動で自走します。

DeNAは神奈川県藤沢市で普通車と同じ大きさの車を使った「ロボットタクシー」の実証実験を行っていますが、ここで得られた自動運転のノウハウを活かし、しかしロボットシャトルは特定の私有地内を移動する為に利用する事を前提に開発しているそうです。

イオンモールは来訪された方ならお分かりの通り、複数の建物が林立する、ちょっとした町の様な大きさを持つ施設ですが、そうした施設内の円滑な移動手段としてバスやトラムを利用する事例はこれまでもありましたが、これを小型の全自動運転のバスで運用する事で安全、簡単な運用が出来る、と言う訳です。

DeNAは今後このシステムをテーマパークや工場、公共施設に導入する事を目指しており、イオンモール幕張はその第1弾、となる訳です。

現在は道路交通法の関係もあり、この自動運転バスは公道を走る事が出来ません。しかし、この辺の問題が解決した日には、地方のコミュニティバスはこうした方式になるかもしれません。また前述のロボットタクシーはスマートフォンアプリを使ってタクシーを呼び出す事が出来ますが、ロボットシャトルにもそうした仕組みは取り入れられていくでしょう。地方在住の高齢者でも今後は移動に苦労する事は少なくなるかもしれません。

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