2014年 8月

さても奇妙な姿勢のこの男性、一体何をしてるのでしょうか。

正解は、「椅子に座って作業している」でした。

と言っても、中腰で「空気椅子」の様に力を入れて踏ん張っている、のでも、背後の機械に寄りかかっている、のでもありません。

彼の腰、足に取り付けられている機器は「チェアレス・チェア」という名称で現在開発中の外骨格ウェアラブル椅子アルミとカーボン(炭素繊維)で作られている軽量のフレームの様なものにセンサーやモーター、バッテリーを内蔵し、中腰の姿勢のままでロックすると、これに体重をかけて座っているのと同じ状態を保持する事が出来る、というのです。

ロックを解除すれば装着したまま歩行も可能ですが、歩行を補助する為の物ではない点は従来の同様機器とは趣を異なっています。

「座っている」間は当人には何の負担もかかっておらず、本当に座っている感じで作業が可能です。

今のところ、チェアレス・チェアは工場の様な屋内での軽作業における作業員への負担軽減を目的に開発されていますが、もう少し装着が簡易に出来、安価に販売出来る様になれば、中高年の方の歩行補助器の様な形になるかも知れません。

残念ながらまだ開発中の物なので市販はされていませんが、なんとなくですが、未来が近づいてきた、そんな感じもします。

もしかすると、来年はこれが原因でPCの買い替えを考えなきゃいけないかもしれません。

USBに関する規格を検討している国際団体『USB 3.0 Promoter Group』がかねてから検討していた新しい形のUSBポート、コネクタの形状について、このほど『USB Type-C(タイプC)』として規格を策定した、と発表しました。

最大の特徴は、裏表に関係なく差し込みが出来るようになった点です。

これまでUSBポートとコネクタは厳密に裏表の違いがあり、逆刺しは基本出来ない、無理に逆刺しするとポート、コネクタのいずれかが壊れる、パソコン側のポートが壊れた場合、かんたんに修理するわけにもいかず、最悪の場合は本体基盤を丸ごと交換する事にもなりかねない、よって差し込む際には上下をちゃんと確認して差し込む様に注意してきたのですが、AppleのiPhone/iPadが裏表逆になっても差し込みが出来る『Lightningコネクタ』を発表し、これが世界的にも受け入れられた事から、裏表のないリバーシブルなコネクタの需要が上がってきて、それがUSBの世界にも入ってきた、と言う事のようです。

また今回のType-Cコネクタには最大100Wまでの給電能力を持たせる事も盛り込まれています。これまでのUSBポートには5V、500mAで2.5Wの給電能力を持たせる事が規格に盛り込まれていました。しかしこれではタブレット端末の様な大電量を必要とする端末への充電が出来なったり、USBからの給電だけで動作する周辺機器も小型軽量の機種に限定される、給電能力の関係からACアダプタで給電するより低速でしか動作できない、といった不便さがありました。

そこでType-Cにはそうた電力不足に対応する為に、100Wまでの給電力を持たせた、というわけです。今後、Type-Cのコネクタが普及すれば、USBポートからの給電能力が一気に増加し、かんたんな接続で利用可能になる周辺機器が増えるかも知れません。

このように期待の大きいUSB Tyoe-Cポートですが、大きさも形状もこれまでのUSBポートとは全然異なりますから、当然ですが従来のPCでの利用は出来ない事になります。

USB 3.0 Promoter Groupとしては、旧来機器での利用に関しては変換コネクタの利用を紹介していますが、当然ですが変換では十分な性能を引き出す事は出来ません。

やはり標準でType-Cコネクタを持っている方が断然強いわけで、となると、これを理由に買い替えを考える人が出てきてもおかしくないかもしれません。

さて、皆さんはどうしますか。

この夏、海外に出掛けられる方は知っておくといいかもしれません。

先日、筆者の携帯電話の料金がいつにもまして高額になっている、という異常事態があり、調べてみたところ、当時タイにいた妹が自動車保険の更新で保険会社と連絡するため、とか、帰国後の仕事についての相談を派遣会社とするために国際電話を受けていたこと、が原因でした。

 

国際電話の利用料金については各携帯キャリアのwebページにて紹介されていますが、あまり知られてないことの一つとして、国際電話は掛けても受けても料金が発生する、という事があります。

例えば上記のタイの場合、着信したものを受けるのであっても、1分あたり155円の通話料金が請求されます。これはタイで電話を受信する、という事は、タイの携帯電話会社を経由して着信する事になるので、この分の料金を無視出来ないからなのです。

となると、海外からの電話は掛けても受けても非常に高額になる、というわけです。

これを回避する方法として、例えばSkypeやLINEといった無料通話アプリを使うという方法がありますが、いずれの場合もSkypeユーザー同士、LINEユーザー同士の通話がメインです。任意の電話番号に電話を掛ける事はそのままでは出来ません。この様な必要がある方は事前に用意しておくといいでしょう。

1)Skype利用者の場合

Skypeには一般の電話や携帯電話にも通話する機能があります。ただしこの機能は有料なので、予め支払い方法を設定しておく必要があります。

Skypeの支払いにはクレジットカード、もしくはプリペイドカードが利用出来ます。
またローソンやファミリーマートの店頭にあるキオスク端末(ロッピー、ファミポート)でプリペイド番号を発行してもらうことも可能です。

 

2)LINE利用者の場合

スマートフォンでLINEを使っている方の場合は、一般の固定電話、携帯電話にも電話が可能になる「LINE電話」のアプリを使う方法があります。

3)IP電話アプリを使う

SkypeやLINE電話以外にも電話そのもののアプリもあります。

例えばNTTコミュニケーションズが提供するアプリ「050Plus」やフュージョンコミュニケーションズが提供する「SMART Talk」があります。これらは最初から一般電話に通話すること、一般電話から掛かってくる電話を受ける事が出来ることを目的としたアプリです。

これらのアプリを使うと、通話料金は国内の固定電話への通話は8円/3分、携帯電話には17円/分(一般携帯の場合40円/分)で可能になりますし、海外からIP電話アプリを使って日本に通話する場合も、日本から海外のIP電話アプリに通話する場合も、日本国内の通話とほぼ同じ料金で使用が可能になります。

050Plusにはパソコンで利用出来るアプリもあるので、特別に新しい機材を購入することなく利用も可能になります。

2014年8月
« 7月   9月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031