2016年 12月

贈り物の多いシーズンです、考えてみてはいかがでしょ。

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宅配便の最大手、ヤマト運輸では2008年から「クロネコメンバーズ」と言うサービスを開始しています。ヤマト運輸のwebから会員登録が出来、荷物を送るのも受け取るのも便利になるサービスです。

荷物を送る場合、面倒なのは送り状の記入です。そもそも送り状は普段家にあるものでもなく、コンビニや集配所に行って貰ってこなければいけませんが、クロネコメンバーズに加入していると、自宅のカラープリンタで送り状を作成/印刷する事が出来ますし、印刷済みの送り状を自宅まで届けて貰うサービス、営業店の店頭で専用端末を使って送り状を作成するサービスもあります。荷物を送る場合も集荷受付を依頼出来たり、宅配ロッカーに荷物を預けて発送させるサービスもあります。

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荷物を受け取る場合、一番面倒なのは再配達の連絡ですが、これも伝票番号の入力から再配達の日時までwebで受付が可能になります。また事前にメールアドレスを登録しておくと、何日何時に配送予定である旨がお知らせメールとして届きます。このメールの本文内には配送日時の変更や自宅以外での受け取り方法の変更を依頼できるリンクがあり、ここから連絡を入れると都合のいい日時に荷物の受け取りが出来る様になります。

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更にクロネコメンバーズの便利なのは、これらの受付をLINEを通じて行う事が出来る点です。LINEには現在、ヤマト運輸の公式アカウントがあり、このアカウントとクロネコメンバーズの会員情報をリンクさせる事でお届け予定日のお知らせや再配達の依頼も、LINEで友人と会話するのと同じ感覚で行う事が出来る様になります。

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またスマホ利用者の場合はこれらのサービスをより簡単に行える様になる専用アプリもありますので、忙しい且つ荷物の多い方は試してみてはいかがでしょうか。

 

TVのワイドショーでも取り上げられました。要注意です。

12日の夜、フジテレビ系のワイドショー「Mrサンデー」で、スマホ用の”ランサムウェア”が蔓延しているニュースが話題になってました。

”ランサム”とは『身代金』と言う意味があります。つまり、スマホの中にあるデータを暗号化をして所有者にも触らせない様にして、その暗号を解いてほしかったら身代金をよこせ、と言う悪質なウィルスになるのです。

↑実際にテレビで紹介されたランサムウェアのニュース映像

ランサムウェアの侵入経路は主に「偽アプリとしてインストールされてしまう」「webページの広告にインストール用のリンク先ページが出て来たものをタップしてしまう」が挙げられます。

感染する際にスマホを持っている人の顔写真をインカメラ(画面側についているカメラ)で撮影し、使用者を特定したと思わせるデータを取得し表示します。

そして身代金として要求するのがコンビニ等で販売されているプリペイドカードです。それ程高額ではない額(動画内では1万円分のiTunesカード)を要求し、プリペイドカードのカード番号を写真に撮って送信すると暗号解除のパスワードが送られてくる、これを入力して解除、と言う事になります。

ただ、これらの内容もよく読んでみるとおかしな事が書いてある事が判ります。例えば「履歴クエリは国土安全保障省のデータベースに格納されています」とありますが、国土安全保障省はアメリカの役所です。日本でこの様に強権をふるって行動する事は出来ません。

またスクロールしてみると「罰金を払う」とあり、それがプリペイドカードの電子マネーになってますが、罰金は国庫に納めるものですから、一企業のプリペイドカードで代用出来る物ではありません。そもそもプリペイドカードは購入した代金はその時点でプリペイドカードの元会社に払われた事になっているものですから、罰金として代用出来る訳がありません。

冷静に考えればわかる事ですが、カウントダウンの表示や自分の写真を撮られた事で、個人を特定されて追いつめられる様な感じを受けてしまい、冷静に考えられずに言いなりになってしまう方が多い様です。

ランサムウェアはパソコン用のものもありますので、やはり注意が必要です。

番組内でITジャーナリストの三上洋氏も挙げていますが、予防策としては以下の4つを注意するのがよい様です。

1)公式サイト以外からアプリのインストールはしない

2)覚えのないメールの添付ファイルは開かない

3)OSやアプリは最新の状態にしておく

4)スマホにもウィルス対策アプリを入れておく

そして何より、常日頃からこまめなバックアップをされておくのがよい様です。

スマホのバックアップ方法についてはこちらのリンクを参考にどうぞ

iPhone用のバックアップ方法

Androidスマホ用バックアップ方法

なんでもボタン1つでお買い物できる時代、ですね。

通販サイトの最大手、Amazon.co.jpは12月5日から「Dash Button」と言うサービスを開始しました。

このサービスは男性の親指位の大きさのプッシュボタンが1個付いただけのデバイスで、価格は1個500円(税込)。ただ、初回購入時には500円相当が差し引かれるので、実質無料で入手する事が出来ます。

で、これで出来る事は「一つの商品を注文する」それだけなのです。

一見して何か無駄なデバイス、のような感じですが、Amazon側の狙いはこれを使って日用品の注文を簡単にしてもらおうという事なのです。

まず使い方を紹介します。

Dash Buttonが届いたら、スマートフォンのAmazonアプリを立ち上げ、新しいDash Buttonのセットアップメニューを選びます。スマートフォンとDash ButtonはBluetooth接続で認識され、スマートフォンが接続しているWi-Fiアクセスポイントとの接続設定を行える様にします。

次に購入したい商品を選びます。現在このDash Buttonでは6つの商品カテゴリ、約50種類の商品の中から繰り返し購入したい商品を選ぶようになっています。

例えば食品・飲料のジャンルから「サントリーの天然水」のDash Buttonを選んで入手し、セットアップした場合、1本当たりのサイズ(280ml~2L迄)と本数(12本/24本)を組み合わせた11種類の商品バリエーションがあるので、ここからお好みのセットを選び、これをボタンに登録します。

後はこのボタンを使いたいところに貼り付ければ完了です。裏面は何回でも付け剥がしが出来る粘着テープになっているので、平面であればどこでも貼り付ける事が出来ます。

で、このボタンを冷蔵庫の扉に貼っておき、冷蔵庫から天然水が無くなったな、と思ったらボタンを1回押す、すると後日、サントリーの天然水が宅配便で送られてくる、と言う訳です。因みに決済や配送情報に関してはAmazonのプライム会員に登録してる情報を基にボタンを押した時点で完了している事になっています。

心配なのは勝手にボタンを押されたような場合や連打してしまった場合、意図しない発注がされてしまうのではないか、と言う点ですが、発注に関してはセットアップに使用したスマートフォンに確認メッセージが出て、予期しない発注はこれでキャンセルする事が出来る様になっています。

また連打した場合でも最初のボタン押しで発注された商品が自宅に届くまでは再発注が出来ない仕組みになっているので、注文が重複する様な事も起きない、とされています。

デバイスとしては面白いと思いますが、日本でどこまで普及するかはちょっと疑問な気もします。もっとも最近では重量のある買い物をするのが辛いお年寄りは日用品を多く取り扱う通販サイトやネットスーパーを利用する機会も増えている、と聞きます。こうした買い物をよくする方は導入を考えてもいいデバイスかもしれません。

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