12月12日のトピック

TVのワイドショーでも取り上げられました。要注意です。

12日の夜、フジテレビ系のワイドショー「Mrサンデー」で、スマホ用の”ランサムウェア”が蔓延しているニュースが話題になってました。

”ランサム”とは『身代金』と言う意味があります。つまり、スマホの中にあるデータを暗号化をして所有者にも触らせない様にして、その暗号を解いてほしかったら身代金をよこせ、と言う悪質なウィルスになるのです。

↑実際にテレビで紹介されたランサムウェアのニュース映像

ランサムウェアの侵入経路は主に「偽アプリとしてインストールされてしまう」「webページの広告にインストール用のリンク先ページが出て来たものをタップしてしまう」が挙げられます。

感染する際にスマホを持っている人の顔写真をインカメラ(画面側についているカメラ)で撮影し、使用者を特定したと思わせるデータを取得し表示します。

そして身代金として要求するのがコンビニ等で販売されているプリペイドカードです。それ程高額ではない額(動画内では1万円分のiTunesカード)を要求し、プリペイドカードのカード番号を写真に撮って送信すると暗号解除のパスワードが送られてくる、これを入力して解除、と言う事になります。

ただ、これらの内容もよく読んでみるとおかしな事が書いてある事が判ります。例えば「履歴クエリは国土安全保障省のデータベースに格納されています」とありますが、国土安全保障省はアメリカの役所です。日本でこの様に強権をふるって行動する事は出来ません。

またスクロールしてみると「罰金を払う」とあり、それがプリペイドカードの電子マネーになってますが、罰金は国庫に納めるものですから、一企業のプリペイドカードで代用出来る物ではありません。そもそもプリペイドカードは購入した代金はその時点でプリペイドカードの元会社に払われた事になっているものですから、罰金として代用出来る訳がありません。

冷静に考えればわかる事ですが、カウントダウンの表示や自分の写真を撮られた事で、個人を特定されて追いつめられる様な感じを受けてしまい、冷静に考えられずに言いなりになってしまう方が多い様です。

ランサムウェアはパソコン用のものもありますので、やはり注意が必要です。

番組内でITジャーナリストの三上洋氏も挙げていますが、予防策としては以下の4つを注意するのがよい様です。

1)公式サイト以外からアプリのインストールはしない

2)覚えのないメールの添付ファイルは開かない

3)OSやアプリは最新の状態にしておく

4)スマホにもウィルス対策アプリを入れておく

そして何より、常日頃からこまめなバックアップをされておくのがよい様です。

スマホのバックアップ方法についてはこちらのリンクを参考にどうぞ

iPhone用のバックアップ方法

Androidスマホ用バックアップ方法

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