2013年 2月

また一歩、未来に近づきましたね。

Googleは2月22日、予てからテストをしていたメガネ型ウェイラブルコンピュータ「Glass」を年内に1500ドル以下で販売する事を発表しました。

この装置はメガネの弦の上に小さなレンズの様なものとそれにつながる細長い箱状の機器が付いているだけの不思議な形をした装置です。

これをメガネの様にかけていると目の前にインターネットを通じた様々な情報が投影され、それこそ携帯電話やスマートフォンの様なデバイスを手にすることなく、情報を自由に利用する事が出来る、という代物です。

実際に装着したらどんなふうに見えるのかは既にいくつかのwebサイトで紹介されています。

こちらはYouTubeの動画で紹介されているもの。

写真で紹介されてるものもあります。

ありがちな時計とカレンダーの表示や

ルート検索

視界に入ったものをネットで検索したり

写真撮影や動画撮影も

翻訳の機能やメッセージの送受信も出来るんだそうです。

写真では画像の真ん中に情報が映り込むように見えますが、実際には視界の隅に小さく表示されるので肉眼の視界への影響は小さいですね。

基本的な操作は音声で操作が出来ますが、本体部分をタッチしても操作が可能です。

宅内での利用には無線LANを使用しますが、屋外での通信には無線によるコネクション設定をしたスマートフォンを利用し、これにより場所を選ばずに利用出来る様になります。

 

こうした「身に着ける」電子デバイスは今ITメーカーが注目しているデバイスの一つです。

iPhoneを製造しているApple社も腕時計型デバイスの試作品を作っていると噂されています。

タブレットやスマートフォンの様に一昔前のパソコン並みの性能を持った小型デバイスが世に出てきて4、50年前の夢物語が現実化してる、そんな思いがする今日この頃です。

こういう施設が街中に増えると便利になりますね。

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電気の街」である社会実験が始まりました。

国土交通省関東地方整備局による実験で、名称は「道路空間等における緊急時のインターネット通信環境整備」。

具体的には公道に設置されている道路照明灯、所謂「街燈」の柱に無線LANアクセスポイントを設置し、公衆用SSIDを設定して近隣まで行けばだれでも自由に利用出来る様になっています。

実験の目的は「大規模災害発生時における道路管理者と点検・復旧を行う外部機関との通信手段の確保」「通常時における一般ユーザーの通信環境の向上」と言う事です。

大規模災害が起きた時に従来型の電話回線は交換機の処理能力が超えると通話が出来なくなってしまう問題がありますが、こうした状況下にあってもインターネットを介したデータ通信はそうした被害を受けにくい構造になっており、東日本大震災に際してもIP電話のサービスが電話が通じない地域との連絡をとる手段として活躍しています。

そして普段のデータ通信においても、携帯各キャリアが街中に無線LAN接続スポットを増やしていますが、これもスマートフォンのデータ通信が通信網の整備に追いつかないほど大量のデータ通信を行っているので、それを回避する為に街中に無線LAN接続ポイントを増やしているのです。

しかしキャリアが整備している無線LAN接続ポイントは基本的にキャリアによる囲い込みがされているので、例えばの話、docomoの無線LAN接続ポイントにはauやソフトバンクの契約者は接続出来ない、と言う問題があります。

公的組織である国土交通省がそうしたキャリアによる利用の可不可を吸収出来る様に無料の公衆無線LAN接続ポイントを用意してくれれば、こうした機器の利用は格段に進歩しますね。

この実験は2月18日から3月18日までの間、秋葉原の万世橋から神田明神までの間の7か所の街燈に接続ポイントを設置すると言う事です。

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もし期間中に秋葉原に行く用事があったら、見てみてはいかがでしょうか。

そしてこうしたサービスが九十九里でも充実するといいですねぇ。

あまりに短慮な企画は終わるのもあっという間です。

2月4日、インターネット上に「Amazonガチャ」というサービスが始まりました。

このサービスは会員から毎月5000円の会費を集め、4500円分の商品をAmazonからランダムに購入して届ける、というサービスです。

サービス提供側曰く「ガチャを回す様なドキドキ感と、何が出てくるか全くわからないワクワク感」を提供するとアピールしていたそうですが…。

ところがこのサービスを提供するのは筑波大学発のベンチャー企業・BearTail(茨城県つくば市)という会社で通販サイトのAmazon.co.jpとは何の関係もない会社です。

 

運営会社が明記されているとはいえ「Amazon」といういまや日本でも1,2を争う著名な通販会社の名前を借用している、という事はAmazonという会社の商標権を侵害しているのではないか、とか、不正競争防止法違反ではないか、という違法性を指摘する声がサービス開始直後から上がっており、更に「本当に4500円分の商品が送られて来るのか」という疑問も上がり、結局サービス開始からわずか1日の2月5日には新規会員募集を中止し、8日にはサービス終了と相成ったのです。

正直、少々考えれば最初からこうなる事は判りそうな物だと思うのですが、顧問弁護士もいながらこのような有様では何のための弁護士なのかも疑わしく思えてきます。

因みにAmazon.co.jpのwebサイトによると、現在商品の取り扱い点数は5000万種類の商品があるそうです。

そこからランダムに商品を選ぶ、となるとそれはガチャと言う様なワクワク感より、何が送り付けられて来るのか判らない、ある種の恐怖感の方が先立ちそうに思いますがいかがなものでしょうか。

今週はまずはビールのCMから。

CMキャラはおなじみの嵐の面々。おいしそうにビールを飲んでいますが、その前段階として氷で作った滑り台に缶ビールを滑らせて冷やしてる、楽しい様子が映っていますね。

この滑り台、映像内でもわかる通り大きな「」の文字の形をしています。

同時に映っている人物との対比を見ても、かなりの大きさである事が伺えますが、この大きな「る」が最近インターネットで話題になっているのをご存知でしょうか。

それはこの氷の滑り台が偶然にも航空写真に撮影され、そのデータがGoogleMapで参照出来る、という物なのです。

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GoogleMapで航空写真に切り替えると、ハッキリ「」の字が見えますね。

実際にGoogleMapで見てみたい方はこちらをクリック

ちなみにこの「る」の映り込みは計算して行われたものではない様で、キリンビールのwebページにも「偶然映り込んだもの」として紹介しています。

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でもそれをwebページで広告しているのは流石「ちゃっかりして”る”」ですね。

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