2月3週のトピック

こういう施設が街中に増えると便利になりますね。

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電気の街」である社会実験が始まりました。

国土交通省関東地方整備局による実験で、名称は「道路空間等における緊急時のインターネット通信環境整備」。

具体的には公道に設置されている道路照明灯、所謂「街燈」の柱に無線LANアクセスポイントを設置し、公衆用SSIDを設定して近隣まで行けばだれでも自由に利用出来る様になっています。

実験の目的は「大規模災害発生時における道路管理者と点検・復旧を行う外部機関との通信手段の確保」「通常時における一般ユーザーの通信環境の向上」と言う事です。

大規模災害が起きた時に従来型の電話回線は交換機の処理能力が超えると通話が出来なくなってしまう問題がありますが、こうした状況下にあってもインターネットを介したデータ通信はそうした被害を受けにくい構造になっており、東日本大震災に際してもIP電話のサービスが電話が通じない地域との連絡をとる手段として活躍しています。

そして普段のデータ通信においても、携帯各キャリアが街中に無線LAN接続スポットを増やしていますが、これもスマートフォンのデータ通信が通信網の整備に追いつかないほど大量のデータ通信を行っているので、それを回避する為に街中に無線LAN接続ポイントを増やしているのです。

しかしキャリアが整備している無線LAN接続ポイントは基本的にキャリアによる囲い込みがされているので、例えばの話、docomoの無線LAN接続ポイントにはauやソフトバンクの契約者は接続出来ない、と言う問題があります。

公的組織である国土交通省がそうしたキャリアによる利用の可不可を吸収出来る様に無料の公衆無線LAN接続ポイントを用意してくれれば、こうした機器の利用は格段に進歩しますね。

この実験は2月18日から3月18日までの間、秋葉原の万世橋から神田明神までの間の7か所の街燈に接続ポイントを設置すると言う事です。

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もし期間中に秋葉原に行く用事があったら、見てみてはいかがでしょうか。

そしてこうしたサービスが九十九里でも充実するといいですねぇ。

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