2012年 1月

こうトラブルが多いと確かに不安になりますね。

総務省が相次ぐ通信事故でNTTドコモを指導–電通法の違反も

九十九里は地域的にauやソフトバンクに比べ、DoCoMoの携帯の方が繋がりやすい、安定しているというメリットが大きい地域だと思いますが、しかしそれだけにこのところのDoCoMo携帯の通信障害の多さと復旧までにかかる時間の長さにはちょっと困ったものがありますね。

こうした障害の多さについて、1月26日に総務省がDoCoMoに対して、再発防止策を含む対策などを早急に講じ、その実施結果を報告するよう指導をしました。

今回の総務省の指導に際して、総務省サイドからここ半年以内に起きた6つの事故を指摘しているのですが、復旧にかかる時間は短いものでも約3時間、長いものだと13時間にも及び、また被害にあった方も最大200万人以上に及んでいます。

更に昨年12月に起きた、自分のメールアドレスが他者の物と勝手に置き換わって送受信されてしまった事故については電気通信事業法、個人情報保護法に抵触する事故、とも指摘されています。

さて、ではこうなってしまった原因は何か、と言う問題なのですが、総務省サイドでは2011年4月以降に発生している事故については、スマートフォンユーザーの急激な増加と、それを見越してのシステム対策が不十分ではなかったか、と見ています。

実際問題、スマートフォンの普及は従来以上の通信パケットが発生する状況になっています。通信各社としてはもちろんそうした事態は想定してのスマートフォンの市場投入、設備対策だったはずなのですが、実際にはそれを上回る様なパケット通信が発生しており、それがこうしたトラブルを引き起こしている、という事の様なのです。

通信会社としては頭の痛い所で、これを契機に第4世代方式の通信方式を搭載した携帯電話に移行する、という策もあるのですが、しかしそれには基地局の整備もまだ間に合っていません。アメリカの様にパケット定額制をやめてしまう、と言うのも今からではユーザーが納得できないでしょう。

幸いにしてauやソフトバンクはまだこうしたトラブル自体はあまり報告されてはいませんが、設備投資が間に合わなければDoCoMoの二の舞、三の舞は十分にあり得る話です。

みなさんもくれぐれもご用事を。

最近のTV-CFでこんな映像を見た事はありませんか?

GoogleChromeのCM 起用されたキャラは・・・

このCF自体はGoogleの作ったwebブラウザ「Chrome(クローム)」のCMです。

Google Chromeは現在ではWindows標準のwebブラウザ「Internet Explorer」に次ぐユーザー数を持つwebブラウザになっています。

非常に軽快に動作し、同時に安全性が高く(毎年行われているwebブラウザのハッキングコンテストにおいて、一昨年は最後までハッキングされず、昨年はエントリーされなかったものを「ハッキング出来たら開発チームから賞金を出す」事で参加し、やはり最後までハッキングされなかった程)、カスタマイズも柔軟に行えるブラウザ、という事で注目されています。

 

img_MIKU.png (462×710)そのブラウザのCMなのですが、起用されているキャラクターが「初音ミク」なので、なんだか初音ミクのプロモーションCMになってしまっています。

この初音ミク、只のアニメキャラクターではなく、「ボーカロイド」というパソコンソフトのキャラクターなのです。

ボーカロイドとはパソコンの音声合成技術を駆使して、データとして入力した楽譜や作曲のデータを自然な人間の音声風に再現出来る様に工夫されたソフトです。

音声合成自体は従来からあった機能ですが、これまでの技術では普通の文書を読ませても、抑揚や言い回し等がどうしても平板になってしまい、機械的な読み上げの雰囲気から脱する事はありませんでした。

そこでボーカロイドではプロの女性声優の声を膨大な数でサンプリングし、多少甲高い感じはしますが、人間の歌い方に近い発生が出来る様にチューニングをされて開発されたのです。

これにより、従来ならコンピュータで合成した音楽は電子音のご性的な雰囲気が抜け切れませんでしたが、それよりもはるかにナチュラルな、しかも女性ボーカルを再現する事に成功したのです。

更に架空のアイドルキャラクター「初音ミク」という姿形と名前を与えた事で一気に人気が出て、動画投稿サイトには彼女の歌が、画像共有サイトには彼女のイラストが、更には3Dモデリングソフトを使った動く初音ミクの動画、実写映像との合成動画等々が次々と投稿され、その人気は世界中に広まり、挙句の果てには2011年7月にはロスアンジェルスでコンサートまで開催されたのです。

こうした楽しみもChromeブラウザがあればこそ、みたいなイメージでのCMだったのでしょうが、如何せん初音ミクのブランド力の方がChromeより強かったみたいですね。

ちなみに、現在では初音ミクのオリジナルソングが販売されており、1/19のiTunesチャートでも1位になっています。

コンビニのマルチプリンタ、利用してますか?

コンビニに置いてあるコピー機みたいなプリンタ、普通にコピーに使うだけじゃもったいない、って知ってましたか?

最近はカラーコピー以外にもデジカメ写真の印刷なんかも出来ますけど、中でもセブンイレブンのマルチプリンタにはインターネットから印刷を指定する「ネットプリント」というサービスがあります。

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利用登録をすると、インターネットを通じてマルチプリンタへの印刷を指示する事が出来ます。その際に8ケタのプリント予約番号が発行され、この番号をマルチプリンタに入力すると印刷がされるという仕組みになっています。

なので、番号さえ知ってれば、誰でもが日本中のセブンイレブンから印刷物を取り出すことが出来る、という事なのです。

スマートフォンやタブレット端末からも利用が可能なので、プリンタとの接続相性がよくないこれらの機種で印刷をするうえで非常に便利な機械になっています。

 

さて、このマルチプリントのプリント予約番号ですが、別にこれは秘密の番号ではありません。友人知人同士で印刷物を簡単に共有する様な場合は、この番号をお互いに教えあっておけばいいのです。

これを逆手にとって、ある試みがされています。

それは「エラ通信」と呼ばれる、武蔵野美術大学の学生さんが始めたA4サイズ1枚の手書きの壁新聞風の物です。

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手書きで作ったこの壁新聞をセブンイレブンのネットプリントに登録し、彼はプリント予約番号をTwitterで公開したのです。

その内容の面白さも相まってたちまちTwitterで人気になり、公開から1日弱で約500枚も印刷されたそうです。

現在までに第4回配信までが終わっており、しかし公開に日数制限があるため、現在では取り出す事は出来なくなっています。

また日本国内にはセブンイレブンが出店してない県もあり、その場合は流石に読みたくても読めない、という事で嘆きの声もTwitterには上がっています。

興味がある方はTwitterで配信者の2nd_error403さんをフォローしてみるとよいかも知れません。

明けましておめでとうございます。

今年も公民館PC愛好会webページをよろしくお願いします。

 

さて、年の初めはオサイフにやさしい話を一つ。

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昨年から大手スーパーのイオンで「月額980円で使えるSIM」と言う物が販売されています。

SIM、とは携帯電話を契約/利用する上で必要なデータカードの事で、これがないと携帯電話はメールも通話も出来ません。

通常はSIMカードは携帯電話会社と契約し、貸与と言う形で入手するので、DoCoMoで契約した場合はDoCoMoだけ、ソフトバンクで契約すればソフトバンクだけでしか利用する事は出来ません。こういう状態を「SIMロック」と呼び、日本の携帯電話は基本的にはこの状態で販売されています。

当然ながら料金関係も携帯電話会社の指定する料金プランに依存する事になるのですが、如何せんこの料金は誰が見ても高いと思わざるを得ませんね。もちろん、携帯会社は安定した通話、高速のデータ通信を提供し、それに見合った料金と言っているのですが、そこまでの高速通信が誰にでも必要か、と言うと実はそうでもなかったりします。

こうしたライトユーザーに向けて、DoCoMoから通信回線、施設の貸し出しをしてもらって運営している日本通信と言う会社が、イオンと提携して販売しているのが「月額980円で使えるSIM」なのです。

もっとも、この「月額980円」はデータ通信に特化しており、通話はサポートされていません。また通信速度は100kBpsと、昨今の高速通信が可能な携帯電話の1/375と非常に低速です。

しかし、屋外でメール、Twitter、web検索など、文字が中心のデータ通信をするなら、実の所はこの位の通信速度でも十分なのです。

そして980円という料金で月額のデータ通信が使い放題になります。

こうした必要十分な通信速度に抑えて、その分の通信費を安くしましょう、というのが「月額980円で使えるSIM」の正体なのです。

当初はどのくらい売れるのか、そもそも売れるのかどうかも半信半疑だったのですが、2011年11月まででイオン256店舗で毎月5000~6000枚ものSIMが売れているのだそうです。

この売れ行きに気をよくしたか、2011年12月には音声通話もできるサービスを付帯し始めました。月額1290円/2100円/3670円でそれぞれ32分/75分/178分の無料通話分が使えます。

なので、データ通信980円+音声通話1290円の組み合わせだと月額使用料は2270円になります。

非常に良いことづくめの様に見えますが、難点もあります。

一つはこれはSIMカードのみの販売なので、利用出来る携帯電話本体は利用者側で用意しなければいけない事、そしてその携帯電話はSIMロックを解除した携帯、いわゆる「SIMフリー」携帯か元々DoCoMoで使っている携帯本体である必要があります。

また、番号ポータビリティ(MNP)を利用する場合はSIMカードは郵送で受け取る事になります。この際には携帯会社のメールアドレスは引き継げません。

とは言え、毎月の携帯電話代を見比べて、通話時間が30分程度で収まっている様なら乗換えを検討してもいいかも知れませんね。

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