2012年 1月 26日

こうトラブルが多いと確かに不安になりますね。

総務省が相次ぐ通信事故でNTTドコモを指導–電通法の違反も

九十九里は地域的にauやソフトバンクに比べ、DoCoMoの携帯の方が繋がりやすい、安定しているというメリットが大きい地域だと思いますが、しかしそれだけにこのところのDoCoMo携帯の通信障害の多さと復旧までにかかる時間の長さにはちょっと困ったものがありますね。

こうした障害の多さについて、1月26日に総務省がDoCoMoに対して、再発防止策を含む対策などを早急に講じ、その実施結果を報告するよう指導をしました。

今回の総務省の指導に際して、総務省サイドからここ半年以内に起きた6つの事故を指摘しているのですが、復旧にかかる時間は短いものでも約3時間、長いものだと13時間にも及び、また被害にあった方も最大200万人以上に及んでいます。

更に昨年12月に起きた、自分のメールアドレスが他者の物と勝手に置き換わって送受信されてしまった事故については電気通信事業法、個人情報保護法に抵触する事故、とも指摘されています。

さて、ではこうなってしまった原因は何か、と言う問題なのですが、総務省サイドでは2011年4月以降に発生している事故については、スマートフォンユーザーの急激な増加と、それを見越してのシステム対策が不十分ではなかったか、と見ています。

実際問題、スマートフォンの普及は従来以上の通信パケットが発生する状況になっています。通信各社としてはもちろんそうした事態は想定してのスマートフォンの市場投入、設備対策だったはずなのですが、実際にはそれを上回る様なパケット通信が発生しており、それがこうしたトラブルを引き起こしている、という事の様なのです。

通信会社としては頭の痛い所で、これを契機に第4世代方式の通信方式を搭載した携帯電話に移行する、という策もあるのですが、しかしそれには基地局の整備もまだ間に合っていません。アメリカの様にパケット定額制をやめてしまう、と言うのも今からではユーザーが納得できないでしょう。

幸いにしてauやソフトバンクはまだこうしたトラブル自体はあまり報告されてはいませんが、設備投資が間に合わなければDoCoMoの二の舞、三の舞は十分にあり得る話です。

みなさんもくれぐれもご用事を。

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