今から戦々恐々です。
7月にアメリカで公開されたあるアプリをめぐって、先週は世界中が大騒ぎになりました。
それが任天堂のゲームアプリ「ポケモンGO」です。
このゲームの大きな特徴はGPSとGoogleマップの情報を元にして、自分が今いる場所からどれだけ離れた場所にポケモンがいるので、それを探して捕らえて、交換したり育成したりしてお互いに戦わせて遊ぶ事が出来るゲームです。
特にすごいのがAR(仮想現実)機能を使う遊び方で、何もないある場所にスマホをかざすと、画面上に3Dのポケモンが現れ、現実にいる様に見て楽しむ事が出来るのです。
ARモードを使えば実際にポケモンを捕まえる様なアクションも楽しめます。
これがアメリカで公開されてから各地でポケモンを捕まえる為に、多くの利用者がスマホを片手に町中を歩き回り、至る所でいろいろな問題が発生しています。
例えば、他者の土地や屋敷に勝手に入って、泥棒と間違われて発砲された、とか、走ってる車の中でポケモンGOをプレイし、それに気を取られ過ぎて事故を起こした、とか、ニューヨークのセントラルパークにレアポケモンが出ると情報を聞きつけたプレイヤーが夜中に大群で押し寄せ、まるでお祭り騒ぎの様な様相だった、とか枚挙にいとまがありません。
変わったところでは、このゲームのおかげでアメリカ人がメートル法に関心を持つようになった、なんて話もあります。アメリカは未だに、長さの単位はインチ、ヤード、マイルを使っていますが、ポケモンGOの中ではメートルで距離を表示しているので、アメリカ人はそこでも苦労している、しかしそれでも面白いから遊びたい、ではメートル法について調べよう、と言う事になったらしいのですが…。
任天堂では事前に混乱を避ける為に、公開する国を順次拡張していく、としており、日本は幸か不幸かまだこのアプリは公開されていません。
事前に配信されたアメリカでもこの有様ですから、日本でも同じようなことが起きそうですね。
因みに韓国の場合、政府と国内業者が反対しているせいで、Googleマップに韓国の地図情報が使えない、と言う問題があり、結果的にポケモンGOも遊べない、と言う事になってるそうです。
でもそんな韓国でポケモンGOが遊べた、と言う情報も寄せられており、さてどーなってるのかしら、って感じですね。