8月4週のトピック

九十九里も国際化、そのためには優秀な通訳が必要ですね。

従来、同時通訳というのは、その場の雰囲気、ニュワンス、言い回し等、言葉の使い方を咀嚼できる人間が介在しないと上手く行かないもの、と思われてきました。

機械翻訳もだいぶ制度を上げては来ましたが、これまでは同時通訳程の精度、速度での利用は出来ませんでした。

この壁を破ったのが東芝の新技術です。

タブレット端末を使い、日本語で話しかけた内容をほぼ同時に翻訳し、音声出力/文字表示を行えるシステムを構築し、17日から千葉市内の国際交流拠点で実証実験を行い、年内には製品化すると発表しました

 

上図の様に、従来は端末に向かってしゃべるとその翻訳結果は文字として画面表示する、という方式でしたが、どうしてもこれでは1クッション置く分だけスムーズな会話とは行きにくいという問題がありました。

今回のシステムでは翻訳の処理を高速インターネットで接続した翻訳用サーバーコンピュータで、音声認識と翻訳を同時処理することで翻訳時間を従来より約45%短縮する事に成功しています。

もちろんインターネットに接続出来る事は大前提になりますが、しかしこれにより端末側は一般的なタブレット端末で済み、多くのユーザーを募ってサーバーの利用負担を分担出来れば、非常に安価で精度の高い同時通訳を用意する事が出来る様になるので、海外からの観光客の受け入れもかなり楽になるのではないでしょうか。

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