4月1週のトピック

最寄店は鎌取、もしくは成田、でしょうか。

ケータイショップは右を見ても左を見てもスマホスマホスマの時代、でも説明をよく聞いてみるとどーにも利用料金が高すぎる…そんな方に驚きの情報です。

あのイオンが4月4日から「イオンのスマートフォン」を販売します。

これはGoogleが企画設計し、韓国LGが製造しているスマートフォン「Nexus4」に、イオンが提携している通信会社の回線を利用出来る設定をして販売するもので、驚くのはその価格です。

電話機本体は総額34080円、これを24か月分割で支払うと1か月あたり1420円(税抜)、そして通信費の方は音声通話の基本料金とネット接続料金(定額)がついて1560円(税抜)、つまり両方合算しても1か月2980円(税抜)でスマートフォンが利用出来てしまうのです。

もっともこのなぜこのような格安の通信費が可能なのか、それにはちゃんと理由があります。

まず、この通信サービスを提供する、イオンと提携している日本通信株式会社という会社は、以前このページでも紹介したMVNO(仮想通信事業体)というもので、これは大手の携帯会社から大量の通信回線を買い取り(もしくは借り受け)、これを小口に分けてユーザーに再販する事業者の事です。これにより自社としては通信回線の整備をする手間を省き、ネットを通じた利用登録に特化する事で運営費用を下げ、安価な通信費を提供出来る様にしているのです。

また今回のサービスの場合、通話/通信回線は1世代前の3G方式、通信速度も200kbpsと現在大手キャリアが主流としているLTE通信方式(下り75Mbps)の1/375、普通の携帯電話と比べても1/15から1/72という低速です。なので、通信の方は主に文字中心のメール、ツィッター、LINEメッセージ等に向いており、地図の参照や動画視聴には不向きと言えます。その代わり通信量制限はありません。

ですから、電話機としての通話が主であり(因みに通話料金は30秒20円(税抜))、データ通信をする場合は宅内にブロードバンド回線+無線LAN接続環境を用意してそれで行う、と言うやり方になるかとは思いますけど、スマートフォンを試しに使ってみたい、家族用に、2台目、3台目として必要と言う方には魅力的なプランと言えるかもしれません。

またこの通信契約にはいわゆる「2年縛り」がありません。つまり、一般の携帯の場合、2年契約をし、その途中で解約すると違約金が発生しますが、この契約ではそれがない事になるので、手軽に試すのにも向いている、という事になります。

もっともこの「イオンのスマートフォン」は販売店舗が限定されており、九十九里から最も近い販売店は鎌取、もしくは成田、八街辺りになりそうです。また全国で8000台限定、1人に1台しか販売しないそうですから、欲しい方はお早目に。

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