スマートフォン時代のインターネットコミュニケーション その2・メールを送受信する為の基本的な事

3・メールの送受信はメールの種類によって違ってくる

電子メールの送受信をする方法は、使用するメールアドレスの種類によって異なります。
自分がどんなメールアドレスを使うのかを把握しておく必要があります。

3-1・PCメールの送受信=メール送受信ソフト(メールクライアント)を使う

2-1で説明したPCメールの送受信をするなら、メールの送受信専用ソフト=メールクライアントを使うのが一般的です。
こうしたメール送受信ソフトの場合、送受信の為の設定を予め行っておく必要があります。つまり、ソフトをインストールしたら即使える、というものではないって事です。
逆に、そうした設定をしての送受信なのでメールの信頼性は高いと言えます。

主なメールクライアントとしては以下の様なソフトがあります。

・Outlook Express

Windows98~WindowsXPまで標準のメールクライアントソフトです。
Windows3.1、95、NTにも追加で搭載が可能なソフトでした。
現在多く作られているメールクライアントソフトのお手本になったとも言うべきソフトと言えるでしょう。
もっとも、設計的に古い部分が多く、特に迷惑メールのフィルタリング機能のなさや受信ボックスの容量制限など、昨今のニーズには耐えきれない部分が多くあり、別のメールクライアントに乗り換える人も多くないです。

・Windows Liveメール
Outlook Express のデータを Windows Live メールにアップグレードする方法 9

Windows7以降のパソコンにはメールソフトがOSには用意されません。

ユーザー側が自分で好みのソフトを導入して使うとなっているのですが、現在市販されているWindows7パソコンの場合、このWindows Liveメールがメールクライアントソフトとしてインストールされています。

ルックス的にはOutlook Expressを踏襲していますが、マイクロソフトのWindows Liveというサービスと連動しやすい作りのもなっています。

・Microsoft Outlook


このソフトは本来はメール送受信専用ソフトではなく、個人情報/スケジュール管理の為のソフトと言えます。

本来はOS標準装備のソフトではなく、Microsoft Officeのセットの中に入っているソフトです(つまり、Word、Excelをセットでインストールすると、Outlookもセットでインストールされます)。

個人情報管理という事なので、メールの送受信以外にもスケジュール、連絡先の管理も出来るのが利点ですが、逆に普通の方には多機能すぎるきらいもあります。

3-2・webメールの送受信は普段のwebブラウザでOK
webメールの利点は送受信ソフトの様な設定をせずとも、専用のurlとユーザーID、パスワードがあれば場所や端末を問わずにメールの送受信が可能な点にあります。

ss_gmail

それこそ、YahooメールやGmailは携帯電話やスマートフォンからでも簡単にアクセスが可能です。
またネットカフェの様に不特定多数の方の使う共有パソコンでも、自分宛てのメールの送受信が可能になります。
webページにアクセス出来る端末なら何でもいいので、やり方次第では大画面テレビ、タブレット端末でもアクセスできます。
それだけに、他人の使うパソコンを使ってメールの送受信をする場合は、使用後に「ログアウト」をしておかないと、勝手にメールを送受信されてしまう危険があるので要注意です。

3-3・携帯用メールは携帯電話で送受信
当たり前と言えば当たり前ですが、携帯電話用のメールやSMSは携帯電話で行います。

 2-01
ただ、キャリア、機種によっては「メール」と「SMS」が同じ機能になっていたり、個別にメニューになっている場合もあります。
使用する機種をよく確認しておきましょう。

4・メール送受信に必要な事、あれこれ

では実際にメールの送受信を行ってみましょう。最初は送信からです。

メールの送信には最低限3つの要素を踏まえる必要があります。

4-1・宛先=送信先
当たり前の話ですが、送信先が判らなければメールは送る事が出来ません。
まずは相手の送信先を確認しましょう。

メールの便利な点として、送信先のメールアドレスを,(カンマ)で区切って複数登録すると同時に複数の相手にメールを送信する事が出来ます(同報メール)。
ただ、この方法は同報するすべての人に送信者以外のメールアドレスが判ってしまうという欠点があるので注意が必要です。

メールアドレスは1文字たりとも間違ってはいけません。綴りが間違った場合、その間違ったアドレスが実在しない場合は「不達」として返信されて来ます。
実在する場合はそのまま間違った相手に送信されてしまうので注意して下さい。

4-2・件名=タイトル
タイトルは必ず入れましょう。

ついつい面倒くさがって省略してしまう方が多いですが、タイトルのないメールは昨今では迷惑メールと見なされてしまう事が多く、セキュリティ対策ソフトによっては迷惑メールフォルダに自動的に転送されてしまう場合もあります。

4-3・本文
メール本文は字数制限より添付ファイルまで含めた総量制限になっている場合が多いです。ただ、制限量はプロバイダやメールサーバーによってまちまちなので一概には言えません。

またメールサーバーによっては添付ファイル自体を制限している場合もあります。
添付メールが送れないなどの問題がある場合はメールサーバーの送信制限を確認してみて下さい。

メール本文に使える文字は基本的には普通の文字なら問題なく使用出来ますが、一部の記号は機種によっては正しく表示できない場合があります。
正しく表示できない、と言えば顔文字もその一つです。
特に携帯メールから送信された顔文字はパソコン上では正しく表示出来ない場合がありますので注意が必要です。

もう一つ、返信の際にも注意が必要です。

返信はもらったメールに対して返事をするメールの事を言いますが、そのまま返信すると貰った相手のメールの全文をそっくり引用したメールを送ることになってしまいます。

あまりに引用文が長すぎると、本来返事として返さなきゃならない情報がそれに埋もれてしまいますし、字数や送信容量の制限にかかると必要な部分が送信出来なくなる事もあります。

 

 

5・実際にメールを作って送ってみよう

では実際にメールを作って送信をしてみましょう。
説明文ではWindows7+Windows Liveメールを例に説明します。

5-1・一般的なメールを作成する

5-1-1・Windows Liveメールを起動します

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5-1-2・「ホーム」タブの「新規作成」グループにある「電子メール・メッセージ」をクリック

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5-1-3・メールの入力画面が表示されます。

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宛先:送信する相手のメールアドレスを入力します
件名:メールのタイトルを入力します
無地の大枠:本文を入力します。

なお、Windows Liveメールでは入力した文字の色、文字の大きさ、装飾、右寄せ/左寄せ、箇条書きや段落番号等、ワープロの様な装飾が可能です。
また顔文字/絵文字の入力も可能になります。

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5-1-4・必要な情報が入力出来たら「送信」ボタンをクリックします。これでメールが送信され、宛先に問題がなければ相手に無事に送られる事になります。

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5-2・写真つきメールを送信する

写真つきメールを送信する場合、メールの作成時に添付という形でもよいのですが、最近のデジカメ写真はファイルサイズが非常に大きく、そのままではコンピュータの画面にも収まらない、添付ファイルのサイズ規制で送信出来ない場合もあります。

説明はWindows7+Windows Liveメールで行います。

5-2-1・添付にする写真を用意します。

大きすぎる写真は写真編集/加工ソフトを使って予めファイルサイズの小さいものを用意しておくといいでしょう。

5-2-2・Windows Liveメールを起動します

5-2-3・「ホーム」タブの「新規作成」グループにある「電子メール・メッセージ」をクリック

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5-2-4・メールの入力画面が表示されます。
宛先、件名、本文は通常のメールと同じく入力します。

5-2-5・「ファイルの添付」ボタンをクリックして添付ファイルを選択します。

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5-2-6・添付ファイルがついていることを確認して送信します

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