5月2週のトピック

昭和30~40年頃の児童向け雑誌には21世紀の未来の家について、当時らしい空想の産物が多数描かれていましたが、それに近づいてきたって事でしょうか。

お掃除を自動で行う「お掃除ロボット」と言えば、アメリカiRobot社の「ルンバ」が有名ですが、昨年秋にこの市場に東芝が「スマーボ」という商品を開発して参入してきました。

そしてこの夏、シャープもお掃除ロボット「ココロボ」を販売する事になり、お掃除ロボット市場は夏のボーナス商戦の注目株になりそうな気配を醸し出しています。

先行する2商品と違い、ココロボはユーザーとのコミュニケーションが出来る事が特徴です。

一つにはユーザーの呼びかけに対して適切に返答して動作をする点。

キレイにして」と話しかけると「わかった」という様な返答パターンが36種類搭載されており、段差のあるところでは「おっとっと」、充電が不足してくると「助けて」、ゴミがいっぱいになると「苦しいわ」等々、従来の家電品にはないユーモラスな受け答えを日本語、英語、中国語で行う事が出来るのだそうです。

コミュニケーションと言えば、掃除している室内の様子を内蔵カメラで撮影して、その写真をスマートフォンで外出先から見る事もできるのだそうで、掃除機というか防犯機器的な要素もありそうです。

この他にも、シャープの家電と言えばおなじみのプラズマクラスターイオンによる空気清浄機能も搭載されているとの事ですから、外出時にココロボに掃除を任せておけば、帰宅後には床も室内の空気も綺麗になっている、と言う事ですね。

ただまぁそうした機能が充実したせいか、お値段は先行する2機種よりは若干お高めの8万~13万円程度になるそうです。

そんな機能をつけずに安価で販売すれば、とも思うのですが、お掃除ロボットは存外にペット感覚で購入する人も多いのだそうですから、意外にこうした機能もアリなのかもしれません。

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