9月2週のトピック

これなら九十九里でも夷隅でも館山でも圏外にはなりません。

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ソフトバンクは先日「202TH」という衛星電話の新機種を9月10日に発売する、と発表しました。

衛星電話とは、通常の地上の基地局を使って電話通信をするのではなく、低軌道の通信衛星を介して電話が出来るものです。

つまり山の中だろうが海の沖だろうが、世界中どこででも通信が出来る、という訳です。

従来は衛星電話専用機が1機種だけ販売されていたのですが、ここに新型機がラインナップされるという訳ですが、実はこの電話機、単独では電話として使えません。

写真を見ればわかる通りまるでスマートフォンのカバーの様です。実はこの電話機、ソフトバンクのiPhone5をはめ込み、専用のアプリをインストールして設定する事で衛星電話機として使用出来る様になるのです。image

ですから、地上で電話をする場合はiPhoneから、衛星電話を使う時はこのカバーを装着して専用アプリから、という使い分けも出来る、という訳です。

但し、衛星通話をする為にはその為の専用契約が必要ですが、衛星電話バリュープランの場合でも月額基本料金は4900円、うち1000円分の無料通話を含み、通話料金は1分160円、データ通信は2KB/2円の従量制(使用した分だけ制限なく請求される契約)、SMSは1通につき70円と、かなりお高い物になります。

無料通話分だけ使っても6分程度しか通話は出来ませんからよほどの緊急時にでもなきゃ使えないかと思いますが、なにかのグループや組織でこういう機器を用意しておければ、震災の様な被害時に迅速に連絡が取れるかもしれませんね。

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