4月1週のトピック

三菱の大画面テレビをお持ちの方はびっくりしたでしょう。

3月29日に三菱電機製の大画面テレビ「REAL」シリーズの一部の機種において、突然再起動と暗転を繰り替えす不具合が全国的に発生した事を明らかにしました。

因みにこの現象は29日正午以降は発生してないそうです。

なぜこのような現象が起きたのか、と言うと、これはテレビのファームウェア(テレビの基本ソフトウェア。パソコンのOSに当たる様な物)を電波に乗せて更新する際に三菱電機以外の何らかのデータが混信してしまい、それによってこの様な現象が起きてしまった、との事です。

実はテレビに限らず、最近の電子機器は多くの場合、パソコンと同じく基本ソフトウェアで動作する様に作られています。但し、パソコンと違うのは、パソコン用のOSが各パソコンメーカー共通の物を使用するのに対して、電子機器の場合はそれぞれの機器に専用のソフトウェアを組み込んでいる点です。故にこうしたソフトウェアは「ファームウェア」と呼ばれており、一般利用者はそれを意識することなく電子機器の利用が可能になっているのです。

そして何らかのネットワークに接続出来る機器の場合、このファームウェアの更新が深夜にひっそり行われていたりします。これはユーザーに対して負担を掛けない様にする為の措置なのですが、今回はそのひっそりアップデートの際に正しくないデータが混在してしまい、この様なトラブルになったと言う訳です。

三菱電機も29日正午までに原因を特定出来、既に改修データを配布しています。

ユーザー側はやはり特別な操作をすることなく、自動で改修済みのファームウェアが組み込まれ、今後は問題なく操作が出来る様になります。

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