子供から「YouTube見るからパソコン貸して」と言われる日が来るでしょうか。
ミクシィは、スマートフォンゲーム「モンスターストライク」(モンスト)のオリジナルアニメを、10月10日からYouTubeで世界同時配信する事を先日発表しました。
「モンスターストライク」はスマートフォン用のゲームです。
モンスターの入っているボールが画面上に表示され、これを引っ張り弾き飛ばして敵のモンスターを倒すゲームになります。特徴的なのは周辺にいる有人ユーザー(最大4人)でグループを作り、このグループのモンスターボールも同時に弾き飛ばす事で更に効果的な攻撃が可能になる遊び方です。
この遊びを実現する為にスマートフォンのGPS機能を使っており、これにより、より簡単に周囲にいる友人知人をグループ化する事が可能になり、新感覚で多人数で遊べるスマホゲームとして大人気になっています。
この人気を受け、秋からこのゲームをモチーフにしたアニメが製作されるのですが、これまでこうしたゲーム主導のアニメと言えば「ポケットモンスター」にしろ「妖怪ウォッチ」にしろ、いずれもテレビ放送されるアニメとして製作されてきましたが、今回の「モンスターストライク」はYouTube配信を選んだのです。
元々スマホ用ゲームですから、スマホと親和性の高い動画メディアとなるとテレビよりはYouTube配信、となるのも自然の流れですし、また配信する際には日本語のほか英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語など多言語に対応する事が表明されているので、世界市場も視野にいれているもの、と言う事も言えます。YouTubeのコンテンツと言う事で、1話当たりの時間数も7分程度のショートムービーになる様です。
この秋からは民法のテレビ放送もインターネットを使って見逃した番組を無料視聴出来るサービス「TVer(ティーバー)」も始まり、ますますテレビとネットの垣根はなくなりそうですね。