9月3週のトピック

災害の時こそIT技術が活かされます。

先週は千葉でも突風、茨城、栃木、仙台では大雨の影響で川が決壊、阿蘇山も噴火、と自然災害が各地で一斉に発生し、大混乱になりました。

こういう時こそ、IT技術を使って迅速な情報共有が必要になります。

Googleクライシスレスポンス

Googleではこうした災害に対しての情報を一括して収集、共有できるサイト『Googleクライシスレスポンス』を提供しています。

特に今回は河川の決壊で町が広範囲に水没する様な被害も出ており、その様子をいち早く航空写真で撮影した情報をGoogleマップで提供しています。

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また安否確認のための機能として「パーソンファインダー」と言うサービスを提供しています。

氏名や電話番号を使い検索すると、登録されている安否情報が検索できるという物です。

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勿論このための登録は必要になりますが、同様のサービスを行っているJ-anpiとも連携しており、どちらかで登録すれば、パーソンファインダーでもJ-anpiでも検索が出来ます。

★Twitter

今や日常の連絡手段的な要素もあるTwitterですが、災害時こそその効果がいかんなく発揮されます。特に今回はTwitterを使って救助を求める、助けを求めている人をさらにフォローして救助に導く様子が注目されています。

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交換機を使った電話機はこうした災害の際に処理能力を超えると不通になってしまう事がありますが、その場合でもデータ通信はこれまで通りの処理/通信が出来ます。そこで110や119番の代わりにTwitterを使う方法が紹介されています。

ポイントは以下の3点です。

1)状況をなるべく詳細に入力(場所、氏名、人数、状況、救助要請項目等)

2)出来ればハッシュタグ #救助 を付ける

3)スマホから発信する場合は位置情報を付けるとなおよい

ハッシュタグと言うのは多くのツィートの中から特定のツィートだけを抽出しやすくする識別記号の様な物です。#と特定の単語を組み合わせることでハッシュタグとして認識され、より検索しやすくなるという訳です。

3)の位置情報については、スマホにはGPSの機能があり、Twitterのアプリで発信する際にこの機能をオンにしておくと、どこでつぶやいたかがより具体的な座標付きで送信されるのです。

もっともTwitterそれ自体に110番や119番通報をする機能はありませんが、他の安全な地域にいる方がこのつぶやきを見てくれれば代理で連絡してもらえる、という可能性もありますので、最悪の事態でも連絡取る方法ある事は知っておくべきかと思います。

今回もTwitter出の正しい救助の求め方を実践し、それで救助された例がいくつも上がっています。

またTwitterにはこうした災害情報だけをまとめて発信する専用のアカウント「Twitter Lifeline」と言うサービスがあります。Twitterを使っている方はこちらも登録しておくといいかもしれません。

 

★Yahoo防災速報

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多くの日本人がインターネットのポータルサイトとしてYahoo!Japanを使用していますが、故にこうした情報もYahooに集約されるのですが、その情報をスマホにいち早く連絡するのが「Yahoo防災速報」アプリです。地震、津波、土砂災害等、多くの緊急を要する防災情報をプッシュ通知(スマートフォンがスリープ状態であっても、通知を画面に表示させる機能)でお知らせします。

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