まさかこんな事で買い替えを迫られる電話機があろうとは…
ソフトバンクのシャープ製携帯電話機の一部に2016年1月1日以降、正しい日時表示が出来なくなる機種がある事が発表されました。
対象機種は11機種ですが、2006年~2007年頃に発売されたシャープ製のフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)になりますので、古い機種を大事に使っている方は注意が必要そうです。
V705SH(705SH) | 810SH | 811SH |
812SH | 812SHs | 812SH sll |
813SH | 904SH | 905SH |
910SH | 911SH |
問題の携帯電話は2016年1月1日以降、正しい日時の表示が出来なくなるほか、時刻の表示も正確に出来なくなるので、これに関連して着発信履歴の表示やメールの送受信履歴等も正しく表示が出来なくなるとの事です。
なぜこのような事になるか、と言うと、対象機種に搭載されているチップセット(CPU周りのデータ通信や連携を管理する回路の総称)が2016年以降の表示に対応しておらず、ソフトウェアアップデートでもこの問題を修正する事が出来ないため、という事らしいのですが、と言う事はシャープはこの携帯電話の寿命を概ね10年程度とし、そ個まで使える程度の機能、性能で電話機を作ってたって事でもあるかと思います。
そう聞くといささかケチな作り方をしてる、と思われるかも知れませんが、しかし2年契約で機種変更していく方が多い現状を考えると、10年持つ事を前提に作ってるのはむしろ過剰な品質なのかもしれません。
ただ、一般的にこうしたキャリアやメーカー側の都合でユーザーに機種変更を迫る場合、金銭的な優遇措置がある事が多いのですが、今回のニュースではこうした事情までは報じられていません。
約10年にも渡って同一キャリアを使用して来た、いわば上得意なユーザーなのですから、何らかの救済策はあっていいと思いますが…。