10月3週のトピック

海外旅行に行かれる方は、今後は要注意です。

アメリカのニュースで、先日、アメリカ連邦航空局(FAA)は航空機内での火災の懸念があるとして、リチウムイオン電池を航空会社に預けてしまう「預かり荷物」を禁止、かつチケットにも「持ち込みません」という条項を盛り込むよう、各航空会社に要請した、と報じました。

リチウムイオン電池は携帯電話、パソコン、タブレット、デジタルカメラ等々、バッテリーで駆動するIT機器にはほぼすべて採用されているものです。

しかしリチウムイオン電池はこれまでにも発火や爆発を起こしたものがあり、貨物航空便での輸送は原則禁止されています。なので、海外生産されたノートパソコンやデジタル機器は船便輸送が一般的です。また宅配便でこれらの輸送をする際にも航空便は利用出来ません。日本の場合、特に離島へこれらの機器を輸送するのにも船便と陸送の使用を余儀なくされています。

しかし、客室手荷物としての持ち込みにはこれまで制限はされてきませんでした。

やはりこれらの機器は今や生活必需品の一つになっているので、そう簡単に制限する事は出来ない、という訳ですが、近年はスマートフォンやタブレット端末の長時間使用=バッテリー切れ対策として「モバイルバッテリー」という商品が登場し、これらを預かり貨物として貨物室に入れてしまう乗客が散見されているという事で、こうなったらチケットにもこれを明記して貨物ではなく手荷物で持ち込む様に徹底しようという事になったようです。

海外に出掛ける方の場合、持ち物とバッグの重量計算も大変ですが、今後は持ち込み可能品であるか否かも確認しながらパッキングする必要もありそうですね。

2024年4月
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