1月3週のトピック

ラピュタとSMAP、どちらが強いでしょうか。

上図はTwitterのサービスが何らかの障害を起こして利用出来なくなった時に、Twitterのwebページに表示される図です。

今やTwitterはSNSとしてのコミュケーション、テレビ番組にリアルタイムにメッセージを送るある種の連絡網、ニュースや情報の自動発信等、様々な利用がされる情報ツールになっていますが、そんなTwitterも時にこの様な接続障害を起こす事があります。

接続障害で有名なのが「バルス」です。バルスとはスタジオジブリのアニメ「天空の城ラピュタ」の物語内で使われる『破滅』を意味する言葉です。

劇中では敵の首領や主人公たちがこの言葉を唱えると相手方に甚大な被害を与えるシーンがあるのですが、15日に日本テレビの「金曜ロードShow」でこのシーンが放送されると、これに合わせて多くの視聴者がTwitterでも『バルス』を呟きました。その数は1分間に34万5千回にも及んだそうですが、Twitterはこれに耐えて接続障害は起こしませんでした。

このラピュタを放送>バルスを呟きTwitterが障害、と言う問題は過去にも何回も起きており、2011年の放送の際には1秒間に2万5千回のつぶやき(計算では1分間に150万回に相当)が行われ、これが当時の世界記録になりました。2013年の放送の際には、放送前に『バルス』を呟く事をに自粛するお願いが出される事もありましたが、しかしこの時も1秒間に14万3千回ものつぶやき(1分に約860万回)がされ、またも記録更新となってしまいました。

流石に今年の放送では34万回と抑えられましたが、これは多くの利用者が『バルス』とつぶやくのに飽きてきたのではないか、と言う観測と、Twitter自体が年々の機能強化で大量のつぶやきにも耐えられるシステムを作りえている、と言う事でトラブルにはならなかった、と見られています。

ところが、18日の夜22時15分から、フジテレビ系列で「SMAPxSMAP」が放送されるや、『バルス』に耐えたTwitterサーバーも障害を起こすほどつぶやきが集中投稿されてしまったのです。障害は約10分ほどで解消したそうですが、この障害は日本だけで起こった、地域限定的な障害だったとされています。

さてさて、一体どれだけのつぶやきがこの時間に集中したのか、計測結果が出るのを待ちたいですね。

 

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