この遊びなら、おじいちゃん、おばあちゃんでも孫達に勝てるかも知れません。
6月1日~4日まで、有明の東京ビッグサイトにて『東京おもちゃショー2017』が開催されました。このショーでは毎回、今年の下半期から来年にかけて登場する予定のオモチャが一堂に会され、実際に手に取って試してみる事が出来るのですが、同時にこのショーは実用化出来るIoT(Internet of Things / モノのインターネット)機器に触れる事が出来る、数少ない機会とも言えます。
そんなおもちゃの中で目を引いたのが、IoTけん玉の『電玉』です。
電玉とは、古くからあるおもちゃの一つ、けん玉に電子回路を組み込み、新しい遊び方が出来る様に作られた最新のおもちゃなのです。
分解写真を見てもらえばわかりますが、本体の軸内に電子回路、球の内部と本体内にセンサーが組み込まれており、球が皿に乗ったり剣に刺さったりすると、その様子が内部回路を通じて連動設定されたスマートフォンアプリ上の3Dモデルに反映する、と言うのです。
このスマホアプリには色々な遊び方(プレイモード)がありますが、ユニークなのは対戦モードがある事です。2台の電玉をアプリに登録する事で、まるでけん玉がゲームコントローラーの様になり、技を決めると相手側を妨害出来るという様な形で勝敗を決める事が出来ます。
更にこの対戦モードはインターネットを通じてこの場にいない、世界中の電玉プレイヤーとも体制が可能、と言うので、それこそ地方済んでいるおじいちゃんと都市部に住んでいるお孫さんが、ネットを通じてけん玉勝負をする事も可能、と言う事になります。
勿論1人でも遊ぶことは出来ます。出された課題をクリアしてレベルアップを楽しむ「クエストモード」、習得する技を決め、何回でも練習する「プラクティクモード」もあります。
電玉は既にAmazonやツクモオンラインショップで購入可能、スマホアプリはAndroid OS5、またはiOS8が動作するスマホで動作可能です。
この電玉に限らず、これまでネット接続出来なかった機器がインターネットに接続して新しい可能性を見出す、いわゆるIoTと呼ばれるものが今後ますます普及していく事になります。
先日も携帯電話会社のauがこの夏から『au HOME』と言うサービスを始めると発表しました。
中でも今後の提供予定デバイスとして、宅内の赤外線リモコンで動作出来る機器に対応する、スマホ接続が可能なリモコンデバイスの販売を計画しています。このリモコンを宅内に設置してネット接続出来る状態にしておけば、照明やエアコンを出先からスマホでコントロール出来たり、テレビの留守録をさせたり、も可能になるそうです(但し、このサービスはauひかり加入者に限定したサービスになります)。
IoTはこれからもどんどん普及していきます。どんどんネットに繋がっていく、そんな時代になりつつあります。