8月9日のトピック

やっぱりiPhoneがあれば、いらなくなってしまうのでしょうか。

image:【レポート】iPodはこれからも販売され続けるのか - Appleの位置づけを考察 (1) iPod touchは多様性を確保するためのデバイス

Appleは7月末に携帯音楽プレイヤーのiPodのラインナップから、iPod nanoとiPod shuffleは販売終了、iPod Touchは容量32GBの機種と128GBの機種の2機種のみに再編して継続販売とし、Webの商品ページからiPod nanoとiPod shuffleを削除しました。

image:【レポート】iPodはこれからも販売され続けるのか - Appleの位置づけを考察 (1) iPod touchは多様性を確保するためのデバイス

iPodは2001年に初代のモデルが発売開始され、以後モデルチェンジや追加モデル、派生モデルとラインナップを広げてきましたが、iPhoneの登場以降は音楽プレイヤーとしての機能しか持たないiPod nanoやiPod shuffleは段々と販売台数の減少、ラインナップも整理されてきて、最近ではAppleの決算報告書を見てもiPodと言う独立した商品での収支計上はされず、その他の商品の1つとして計上される様な状況になっていました。

加えて、音楽を取り巻く状況も従来の1曲単位で買取する方式から、月額の定額支払いで聞き放題が可能になる「Apple Music」のサービスが始まった事で、単機でネット接続機能を持たないiPod nanoとiPod shuffleではこのサービスも利用出来なくなってしまいました。

つまり、nanoとshuffleはAppleの事業方針の転換によって製品としての生きる道を失ってしまった、よって役割を終えた商品として販売終了に至った、と言う訳です。

これでiPodの名を冠した製品はiPod Touchのみとなってしまいましたが、そのTouchも2015年に第6世代が投入されて以降はモデルチェンジもなく、今後も新型が登場する様な話は噂すらたってない状況です。

結果的に場所を問わずにApple Musicを楽しもうとなると、今後は携帯電話回線で通信可能なiPhoneiPadになってしまいます。iPodの文化になじんだ人達には中々厳しい時代になってしまった、とも言えそうですね。

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