8月30日のトピック

auユーザーとしてはようやく感、今更感のある話ですが。

KDDI、沖縄セルラーは、契約している携帯電話ユーザーに付与しているEメールドメインを、18年4月以降は従来の「ezweb.ne.jp」から「au.com」に移行する事を発表しました。

適応条件は以下の様になります。

1)18年4月以降の新規メールアドレス取得者に対しては「@au.com」のメールアドレスを付与する。

2)同時に18年4月以降は従来使用している「@ezweb.ne.jp」のメールアドレスの発行は停止する。

3)既にauと契約して「@ezweb.ne.jp」のメールアドレスを使用しているユーザーについては、ローカルパート部分(@より左側の個人識別部分)をそのままで、ドメインのみ新ドメインの「au.com」に変更する事が可能。

ローカルパート部分を変更する場合は、併せてドメインも新ドメインに変更。

現行のメールアドレスのままの使用も可能。

「au.com」ドメイン提供開始イメージ

ezwebは1999年に旧DDI、旧IDOがサービス提供を始めた、携帯電話用のネット接続サービスです。これらの会社は2000年に国際電話を専門に扱うKDDと合併し、会社名は現在のKDDIになり、携帯電話業務を取り扱うブランド名としてauに統一されたのです。

しかし合併後も携帯電話のネット接続サービスはezwebの名称のまま継続され、メールアドレスもそのままezweb.ne.jpが使われ続けました。

今回、このタイミングでEメールドメインが切り替わるのは、やはり将来的にスマートフォン時代に則したメールサービスにする為、と言うのがある様です。

日本のガラケー用Eメールサービスは元々携帯電話だけが使用する「閉じたネットワーク」の中だけで使用するメールと言う構造になっており、一般的なEメールのルールからは逸脱する様な部分が多々あります。このせいもあってか、パソコンからのメールはガラケーに着信しない、エラーになっても自動返信されない、等、利用者に対して不便になる事が多くありました。

こうしたエラーを解消するには携帯電話側のメールシステムを一般的なEメールの仕組みで再構築するのがいいのですが、既存ドメインのままの再構築はユーザー数の多さからも無理ですから、新ドメインを使う新システムに移行するのが良し、と言う事になるのでは、と思います。

auユーザーは来年の春、ちょっと悩ましい問題にぶつかりそうですね。

 

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