10月23日のトピック

今一番の注目です。

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今年6月に東名高速で起きた追突事故の犯人逮捕を契機に、ある装置の設置が注目されています。

この事件は2017年6月5日の午後9時半ごろ、東名高速下り線、中井パーキングエリアの先で起きました。Hさん家族4人を乗せたワゴン車に対して、PAから1.4キロほどの間、走路妨害をくり返した末にワゴン車の前に割り込み、追い越し車線上に強制的にワゴン車を止めさせたうえ、ワゴン車に乗り込み、Hさんを車外に引きずり出そうとしていたところ、後続のトラックが停車中のワゴン車に突っ込み、追突事故を起こしたのでした。

この事故でHさん夫婦は死亡、2人の娘さんは幸い軽傷で済みました。そして走路妨害をした男とその連れの女も追突事故の影響で腰の骨を折る重傷を負いました。当初、被害者のHさんと犯人側の証言が食い違う事から、警察は防犯カメラや同時刻頃に周辺を走ってた多くの車のドライブレコーダーの映像を集め、犯人側の証言が嘘である事を突き詰め、4か月後の10月になって逮捕に至ったのです。

この事故をきっかけに、こうしたあおり行為や危険運転をするドライバーから身を守る手段として注目を集めているのがドライブレコーダーです。

ドライブレコーダーとは運転している車の前(もしくは前後)に設置したカメラで、事故の状況を動画で保存しておく装置になります。

この装置は多くの場合、事故が起きた際に発生したショックを検知し、その前後数十秒の様子を動画にしてメモリーカードに保存出来る様にしています(機種によっては運転開始から終了まで全部録画するタイプもあります)。

ドライブレコーダーには独立したカメラ状になっているものもあれば、ルームミラーと一体化して取付けているのが外部から分かりにくい様に作られている機種もあります。

電源は主にシガーソケットから給電するものになります。その為、後付になると車内に配線をまわすのに多少苦労するものもあります。

価格は安価なもので5000円位から、高価なものだと2万円程度まであります。高価な機種だと夜間の撮影でもくっきり録画出来る、とか、車を止めている間でも振動センサーが有効で、防犯カメラの役割を持つもの、もあります。

↓実際のドライブレコーダーの映像(YouTubeより)

更に最近ではスマートフォンをドライブレコーダーの様に使えるアプリも登場しています。下図のアプリ「セーフティサイト」は損保ジャパン日本興亜が提供する無料アプリです。

安全運転サポートアプリ Safety Sight-セーフティサイト-

車内にスマホを固定出来るアームを付けておき、これにセットしたらアプリを起動させれば、ドライブレコーダーとして使える、と言う訳です。特に、スマホを機種変更して古い機種を下取りに出さなかった場合、旧機種の有効利用としてこういう使い方もあり、と言う事になります。

以前は結構な高額だったドライブレコーダーも今では簡単に手が届くほどになっています。

この機会に導入を考えてみてはどうでしょう。

 

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