2013年 6月 17日

7月の参議院選挙の際には参考にしたい「事件」ですね。

6月初旬、岩手県の県議のブログがネット上で話題になりました。

いわゆる「炎上」という事です。

岩手県議会の小泉みつお議員が6月5日に自身のブログ記事に「俺は刑務所に来たんじゃないぞ。中央病院の責任者!」というタイトルの記事を投稿しました。

内容を要約すると、県立中央病院の会計にて、整理券番号で呼ばれ、しかも会計カウンターまでお越しくださいとアナウンスされた事に立腹、受付に「ここは刑務所か!。名前で呼べよ。なんだ241番とは!」と食ってかかり、会計せずに病院を後にしたのだそうです。

小泉議員曰く、

『自分は15000円以上の検査費を支払う上得意である、本来なら会計係の方から自分の元に出向き対応するべきで、“精算書を取りにこっちへ来い。”と顎でしゃくって呼び寄せるとは何たる無礼』

との事で、

『このブログをご覧の皆さん私が間違っていますか。岩手県立中央病院の対応が間違っていると思いますか!』

と病院側が間違っている、と声高に主張していました。

もっともこの方、以前から同病院への不平、不満をブログに投稿しており、これが初めてではない様で、この投稿猛攻した不平不満が積もり積もった末の事のようです。

とは言え、こうした瞬間的な怒り(それもかなり独善的なもの)を軽々にブログに投稿する事は一般人でも集中して批判を受ける要因です。ましてや県議会議員であれば一般人以上に注目され、しかも一般人の良識とは明らかにかけ離れた所で同意を求める様では、只のクレーマーと言われてもやむなしでしょう。

小泉議員のブログや事務所の電話には批判の声が多数寄せられ、2日後の6月7日には改めての謝罪コメントが掲載され、5日の投稿は削除されました。

しかし7日の謝罪コメントでも更なる炎上に繋がってしまい、結局9日にブログを閉鎖、また公式ホームページも削除となってしまいました。

こういう独善的な発言をブログやツィッターでしてしまう議員さんは全国どこにでもいます。

ネットと選挙が乖離している今ですらここまでの影響力がある中、7月の選挙の際にはどれだけの影響が出るのか、ある意味注目ですね。

因みに閉鎖されたブログは今ではすぐに見る事は出来ませんが、Googleの検索記録(キャッシュ)には閉鎖直前までの投稿記事が保存されています。

また問題になった記事についても、一部有志の手により保存されていたりするのです。

悪事千里を走る、ではありませんが、こうした情報は今や世界中にあっという間に伝播してしまいますね。

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