2014年 11月 18日

これからパソコンを買う方は、注意したほうがいいかもしれません。

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11月からASUS、Dell、Acerの海外パソコンメーカーから新しいジャンルのパソコンが発売されます。それが今回紹介する「Chrome Book(クロームブック)」です。

これまでは一部の法人向け、教育機関向けに販売されていたものですが、いよいよ一般市場にも投入されることになりました。

外見上は普通のノートパソコンとおおよそ同じ、若干サイズは小さめで光学ドライブ(CD-ROMやDVD-ROM)はありません。

電源を入れてみるとなにやらいつものパソコンとは違う雰囲気…実はこのChrome BookはGoogleが開発したパソコン用OS「Chrome OS(クロームOS)」で動作するパソコンなのです。

Windowsとは異なるOSなので、当然ながらWindows用のソフトウェアは動きません。WordもExcelも使えない事になります。

ではChrome Bookは何のために使うものなのでしょうか。

平たく言ってしまえば、Chrome BookはChromeブラウザでwebブラウジングする為のパソコン、と言う事になります。この他にもGoogle製アプリの使用が可能なので、GmailやGoogleカレンダー、Googleマップ、YouTubeの利用なら十分可能、と言う事になります。

また前述のとおり、Word、Excelそのものは使用できませんが、Chromeブラウザ上で使用出来る「Word OnLine」や「Excel OnLine」というアプリ、Google製のワープロアプリ「Googleドキュメント」、表計算アプリ「Googleスプレッドシート」等も使えます。

つまり、Windowsに囚われない、webブラウジング中心の利用方法、キーボード付の方が楽、と言う様な方にとってはタブレット端末より利用価値があるかもしれない物、と言うこともいえるかもしれません。

もっとも、マイクロソフトもこれを黙って見過ごすわけもなく、Windows8.1の派生バージョン「Widnows8.1 with Bing」と言うOSは9インチ以下の画面サイズを持つ端末で、インターネットエクスプローラーの検索システムをBingに設定して出荷すると言う条件をクリアすればOSを無料でパソコンメーカーに提供し、安価なパソコンとして発売出来る様な準備をしています。

こちらも上記のChromeBookと同じ位の価格で販売され、画面サイズも筐体サイズも近いものになるので、量販店の店頭に行くとますます選択肢が増えて迷ってしまいますね。

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