2015年 1月 23日

Microsoftも大々的な方針転換ですね。

1月22日の深夜2時(日本時間)、アメリカでは『Windows 10 メディアブリーフィング』というイベントが開催されていましたが、この席上でMicrosoftから次期Windowsである『Windows10』について、現在Windows7、8.1を利用しているユーザーについては発売開始から1年という期間限定で無償アップデートをする、という発表をし、大きな注目を集めました。

これまでWindows10は2015年後半に有償で販売される、と言う見通しでした。既存のWindows8.1以前のバージョンを使っているユーザーに対しても割安のアップグレード版の提供はあってもそれ以上の事はないと思われていただけに、この発表は22日の朝以降のニュースで大きく取り上げられました。

注意したいのは「既存のWindows7、8.1ユーザーは無償」という点です。

つまりWindows10そのものが全く無料で提供されるのではない、無料の恩恵を受ける利用者は限定される、という点です。また無料化の対象に「Windows8」が対象になってないことにも注意が必要です。

実はWindows8ユーザーは既に無料で8.1への対応が出来る用意がされています。なので、Windows8ユーザーはWindows10を利用したいなら8.1へのアップデートを先にしておく必要があります。

MicrosoftのOS無料アップグレード化への方針転換は、既に無料化されているAppleのMacOSXやWindows並に使いやすくなっている無償のOSであるLinux陣営、Googleが無料で配布しているスマホOSのAndroid、という先例に倣った、と考えられます。

つまり、OSは今後、単体の商品ではなく、コンテンツを販売するうえでの土台としての役割に重きを置く、Microsoftとしては従来のようにソフトウェアを販売して収益を上げるのではなく、WindowsStoreで販売するコンテンツでの収益に切り替える、という事のようです。

我々ユーザーとしてはOS無償化というのは非常にありがたい話です。

この他、Windows10には音声や文字入力で利用者の任意の質問に回答をするパーソナルデジタルアシスタント「Cortana(コルタナ)」、全く新しく作られたwebブラウザ「Spartan(スパルタン)」、Microsoft製の家庭用ゲーム機「Xbox」との連携機能も搭載される予定です。

発表を待ちたいですね。

なお、具体的なWindows10の入手方法はまだ発表されていませんが、おそらくMicrosoftアカウントを必要とするWindows Storeからのダウンロードではないか、と思われますので、Windowsアカウントは用意しておく必要はあるかもしれません。

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