2015年 5月 19日

各キャリアの今後のガラケーへの対応が出揃った、と言う感じでしょうか。

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5月13日にはdocomo、14日にはau、そして19日にソフトバンク、と携帯3社がそれぞれこの夏に発売する新機種、新サービスの発表を行いました。

4月中旬に報じられた「2017年でガラケーの生産終了」と言うニュースを受け、各キャリアがどういう反応を見せるのかも大きな注目ポイントだったと思いますが、docomoとauはいずれも『スマートフォンのOSを乗せたガラケー』を出して、今後もガラケーの供給を続ける事を打ち出しました。

auは既に今年の春モデルとしてAndroid OSで動作するガラケー『AQUOS K SHF31』を発表していましたが、この夏にはその後継機種になる『AQUOS K SHF32』が投入されます。最大の特徴はVoLTE(ボルテ)と言うサービスが利用出来る様になる点で、対応機種同士だと非常にクリアな音声通話が出来る様になります。またスマホの様に無線LAN(Wi-Fi)への接続が出来たり、他のパソコンやタブレット端末のネット接続の中継機能がある等、スマートフォンに近い使い心地を再現しつつ、料金プランでは従来のガラケーに近いプランも利用出来る等、だいぶ自由度の高いモデルになっています。

一方docomoは『ARROWSケータイ F-05G』と『AQUOSケータイ SH-06G』の2機種をこの夏モデルとして発表しましたが、いずれもAndroid OSで動作するガラケーながら、高速のLTE通信非対応、Wi-Fi通信非対応、アプリの追加も不可(ただしLINEだけはインストール/アップデート可能)と、こちらは逆に従来のガラケーとの差異があまりない携帯電話にまとまっています。なお、料金プランは従来のガラケー用のプランが使えます。

そして最後に発表会をしたソフトバンクですが、こちらからは新型ガラケーの発表はなく、しかも宮内社長からは『本質的にはガラケーは必要ない』と言う衝撃的な発言も出てきました。

ソフトバンク自体、自社ユーザーの大半がiPhoneユーザーである事もあり、従来型のガラケーユーザーの比率が他キャリアに比べて低いキャリアではありますが、社長の方針としてスマートフォンの普及を進めていくと言う事になりそうですから、ソフトバンクのガラケーユーザーは将来的に少々厳しくなってくるかもしれませんね。

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