2015年 7月 7日

もう子供達にとっては携帯=スマホ、と言う時代なのでしょうか。

フィルタリング機能付きwebブラウザの開発を行っているITセキュリティの企業であるデジタルアーツ社は7月7日に「未成年者の携帯電話・スマートフォンの利用実態調査」の結果を発表しました。

調査は10~18歳の男女618名を対象に端末でのインターネット接続の利用実態を調べ、併せて0~9歳までの子供を持つ保護者597名を対象にどのような意識・意向で子どもにインターネット接続端末を使わせているか調査しました。

その結果を見ると、子供たちのスマートフォンを使用している割合は全体の67.3%に達し、半年前の前回調査より1.5%増加しています。

更にその内訳をみると小学生の40.8%、中学生の62.1%、高校生は99.0%がスマートフォンを利用している、と言う結果になりました。

つまり、今時の子供にとっては『携帯電話=スマートフォン』と言う認識が急速に高まっている、と言う事にもなっている、と言えるのです。

ただ、同社はフィルタリング機能付きwebブラウザを開発する企業であり、この調査もこれらアプリの品質向上の一環になる訳ですが、そのフィルタリングの使用率を見ると、全体で48.2%、前回調査より0.4%減少しているとの事です

フィルタリングは未成年者に対して悪影響を及ぼしかねないwebページを自動で非表示に出来る機能ですが、これの利用率が全体の半分程度、と言うのは使用する子供、買い与える保護者、共に理解、意識の低さを感じる所です。

この調査では『子どもが端末機器を使用するのに最適な年齢は』と言う項目もあり、「小学1~3年生」と考える親が最も多く22.9%と言う事だそうですが、しかし一方で小学生全体のフィルタリング使用率は40.1%(前回比14.6%増)、男女別だと男子小学生で40.5%(前回比8.2%減)、女子小学生は39.7%(前回比20.6%増)と、ここも聊か言ってる事とやってる事の乖離を感じる所です。

便利な機械ですから持たせること自体を否定はしませんが、同時に使い方を誤れば危うい機械なのですから、保護者が安全性を意識して使わせるべきと思いますがいかがなものでしょう。

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