2012年 6月 4日

今まではこんなに前倒しではやってなかったんですけどね。

焦っているのかな?Microsoftは。

6月1日にMicrosoftは年内に発売予定のWindows8のRelease Preview版を公開しました。

Release Preview版とはほぼ商品として販売するのと同じ内容の物で、特に大きな問題が無ければこのまま製品化され、通常は半年以内に出荷されます。

公開が6月1日、という事で、それから半年、という事は12月中には製品版が登場する事になります。

ただ、商品タイミング的に、Windows8がプリインストールされたパソコンが出荷されるのは年明けになるかも知れません。通常、秋冬モデルのパソコンは9月末~10月初旬に販売開始になるので、Windows8のタイミングとは微妙にずれますから、そうなると秋冬モデルはWindows7がプリインストールされたモデルとなり、2月頃に出る春モデルからWindows8がプリインストールされたPCが登場するのではないか、と予想されるのです。

さて、こうして新しいWindowsが出るぞ、という話が出ると多くの方がパソコンの買い替えを渋る様になります。待てるものなら待って新しいWindowsが付いたパソコンを購入すればいい、という発想になる訳ですが、販売する側からすればそれでは売り上げが下がってしまう訳で、それを黙って見過ごすわけにはいきません。

その為、新Windowsが登場する直前には、新OSが登場した際に無償、又は安価に新OSにアップデート出来る権利が付与されて販売される事が多いのです。

ただ、こうしたサービスは従来はメーカー毎に対応がバラバラで、A社は無償だけどB社は3500円の有償という様に必ずしも足並みはそろわない物でした。

所が今回のWindows8へのアップデートにはOS開発社であるMicrosoftが一律の対応をする事が発表されました

発表によると、6月2日~2013年1月31日までの間にWindows7をプリインストールしたパソコンを購入した方、もしくはDSP版(パソコンパーツと同時購入で安価に入手できるパッケージ)Windowsを購入した方は、2013年2月28日までにMicrosoftの専用webページで登録する事でWindows8Professionalへのアップデート版を1200円で販売する、とあります。

通常、この手のアップデート優待サービスは新OSが出てくる直前位しかやらない物で、今回はそれがだいぶ前倒しになっている点が従来と異なります。

またアップデート出来るのがWindows8Professional版と言うのも興味深いです。

通常Professional版は企業向け、ハイエンドユーザー向けになっており、一般向けのHome Premiumより多くの機能が盛り込まれているのですが、その分お値段も上がるので一般向けパソコンには使われていません。

しかし一方でProfessional版は販売開始から通常の5年サポート+延長5年サポートが受けられるので、トータルで10年のサポートが得られます。つまり使い慣れたOSを長く使い続ける事が出来る、と言う訳です。

更に今回はDSP版を購入した場合にもアップデート優待がされるのも、自作ユーザーにはうれしい所ですね。

さてこうなるとWindowsXPユーザーはどれだけWindows8に移行する事になるでしょうか。

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