いよいよ教科書の世界にも「電子化」の波が訪れようとしています。
教科書出版の大手、東京出版がいよいよ電子書籍版の高校生向け教科書を作成し販売開始しました。
従来の紙の教科書をただ単に電子化しただけではなく、教科書内に蛍光ペンの様なラインを引くマーカー機能や、そのマーク部分を覆って見えない様にする暗記シート機能などが搭載されており、紙の教科書に近い使い方も出来る様になっています。
教科によっては、動画や音声コンテンツが収録されていたり、まとめ問題があったりと、かなり盛りだくさんな内容となっています。
更に教師との間でのコミュニケーションも通信機能を使って出来るそうで、先生への質問もより簡単に出来そうですね。
今のところ、この電子教科書が使えるのはiPadのみになってるそうです。Androidタブレットへの対応は明記されていませんが、いずれ対応できるようになるといいですね。
問題は価格でしょうか。
現在、国語、社会、数学、理科、英語、情報、家庭科の7教科17冊の電子教科書が用意されていますが、各教科書がアプリ形式になっており、1冊4800円、英語だけは1冊6800円となっています。
まぁ17冊全部が必要ではないにしても、各教科1冊づつ買っても34,000円程度の出費、というのは教科書としてはちょっとお高い気もしますね。
もっとも学校で纏めてiPadを導入する動きもあるようですし、本体無料で入手出来るならまだ何とかなるかも知れないでしょうか。