これは大きな方針転換ですね。
10月7日の16時から、YahooオークションとYahooショッピングが大きくシステム変更をしました。
最大の特徴は
「ヤフオクへの入札が誰でも0円」
「ヤフオクへの出品システム利用料が0円」
「Yahooショッピングへの出店初期費用が0円」
「Yahooショッピング出店への毎月の固定費用が0円」
「Yahooショッピングでの売り上げロイヤリティが0円」
と異例ともいえる0円攻勢に出たことです。
例えば、従来はYahooオークションへの入札は4999円以下は無料会員でも入札できましたが、5000円以上の入札には有料オプションのYahooプレミアムへの登録が必要でした。今回の改正でこれが無料、つまり5000円以上の入札も無料会員でも可能になる、という事です。
出品についても従来はYahooプレミアム会員なら1か月10回の出品までは無料、それ以上の場合は有料になったのですが、これも無料となる訳です。
Yahooショッピングへの出店も従来は出店費、毎月の維持費、売り上げの数%をロイヤリティとして支払う等、結構敷居が高かったのですが、これも全て無料となったのです。
またYahooショッピングへの出品は従来は法人に限定されていましたが、今後は個人にも門戸を開く、としています。
Yahooではオークションやショッピングで今まで上げていた収益を、今後は広告収入にシフトしていくそうです。Yahooの他のコンテンツサービスでも広告を打ち、相乗効果を図るとしてます。
また今回のこのシステムの大転換について、10月7日の夜にYahoo!Japanが発表会を行いましたが、珍しくこの席には親会社のソフトバンクの孫社長も登場し、プレゼンテーションを行いました。
孫社長は会場で「ヤフーは間違っていた。Yahoo!JAPANはさまざまな囲い込みをしようという小さな、いじけた心を持っていたが、そういうものは全部忘れる」と言ったそうです。
果たしてこの『間違っていた』発言、数か月後、数年後でも同じことが言えるでしょうか。