2014年 3月 24日

九十九里町でも、この様な取り組みは実施されるでしょうか。

愛知県刈谷市では市内の小中学校に通う児童、生徒に対して夜21時以降のスマートフォンや携帯電話の利用を「市の方針として」禁止にする事を発表し、4月以降、新学期最初のPTA総会で各学校としての対応を協議する事になりました。

あくまで市の方針として、なので、この禁止についての強制力はありません。

こうした背景にあるのが、子供たちの間でのコミュニケーションツールとして「LINE」やメールが一般的になっており、メールに対しての返信をすぐにしない、LINEのメッセージを読まずに放置する(LINEメッセージは読んだ場合、発信した相手に対して「既読」というサインが返されるので、読んだ/読まないと誤解する事がないのです)事で、翌日に顔を合わせた時に「無視した」「スルーした」と責められ、ひいてはそれがいじめになる場合もあり、こうした事情を踏まえて、学校側も親側も子供に対してスマートフォン、携帯電話を使用禁止、とを言いやすくする為の措置として、市の方針での禁止を決めたという事だそうです。

実際、昨今の学校の中ではLINEを通じて生徒たちがそれぞれのグループを作り、その中で他の生徒や教師の悪口を言い合ったり、それが外部に漏れて他のグループともめる原因になったり、更には他人の個人情報を勝手に掲載してトラブルになるとか、更にひどいのは家出をした際の行先を不特定のLINEユーザーに求めて外泊をする様な子供もいるなど、教育上看過できない問題が沢山あります。

そうした問題を解決する際、これまでだと「問題は学校で起きているのだから、学校で対処して」と言う親御さんが多かったのですが、実際にスマホを与えているのは親御さんなのですから、親御さんも買い与えた責任を考えて欲しい、と言うのが市側の狙いの様です。

刈谷市の学校長も『このルールはみんなが守れるルールではない』事は承知の上で、家庭でも学校でも携帯/スマホの使い方を考えて欲しいと仰ってます。

4月からの新学期、これを機会に家族で話し合ってみるのもよいかと思いますがいかがでしょう。

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