2014年 3月 10日
最近の葬儀社も結構ハイテク化してますね。
先日、当愛好会のメンバーだった古川敏江さんのお通夜に参列してきましたが、その席上で目を見張ったのが祭壇に飾られた遺影でした。
昔の遺影は写真っぽい肖像画が使われており、これがやがて写真合成が簡便に出来る様になると生前の写真と喪服の画像を合成した遺影が作られる様になり、そして更に最近では「モニター遺影」と言う形でより多彩な遺影が作れるようになっています。
インターネットで検索してみると、色々な葬祭社や映像編集会社によってこうした映像が作られるサービスがある様です。
基本的な作り方は以下の様な感じです。
1)生前の写真を遺族より提供してもらう
この場合は主に遺影として使いやすい写真を選んでもらいます。
一般的な物は正対したバストアップの写真になる様です。
2)必要な加工を施す
まずは写真加工で写真の傷、ゴミの除去、色調調整を施し、遺影らしい背景にする、喪服に着せ替える、背景が数分ごとに変化する様な加工をする、等して見栄えのいいものを作ります。
3)再生する方法に応じてメディア化する
式場のモニタで映す場合にはパソコンで制御出来る方式にして、モニタとパソコンを繋いで表示を自由にコントロールする様にしたり、家庭で再生させる場合はDVDメディアに落とし込んでお渡しできる様にしたり、場合によってはプリンタで印刷した物をボードにする事もある様です。
モニタ再生用の場合は映像にBGMも使用する事が出来ます。
因みに料金ですが、会社によって多少ばらつきがある様ですがおおよそ7万円前後になる様です。もっとも葬儀社の提供するプランの中にこうしたサービスはそのまま含まれている場合もあるので、これだけを取り出していくら、と言うのは少ないようです。