2016年 1月 11日

今年の世界的流行はこれ、になるでしょうか。

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毎年1月の初旬はアメリカ、ラスベガスでコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(略してCES)が開催されます。

コンシューマー、つまり一般客向けの家電品の展示商談会なのですが、このショーの出品物を見ると、大体その年のIT業界/家電業界が何を主力商品に仕様としてるのかがおおむね予想出来ます。

で、今年の場合は仮想現実を体験出来る「バーチャルリアリティ(VR)用ヘッドマウントディスプレイ」に注目が集まってっる様です。

ヘッドマウントディスプレイと言うと、実は数年前からひそかに注目されてる商品でした。特に近年は小型で高速な画像処理が出来、各種のセンサーも内蔵しているスマートフォンを。技術的に参考にして作る、もしくはそのままヘッドマウントディスプレイに組み込んでしまう様な形で、より実用性のある製品が安価に作れる素地が生まれていました。

更に、このCES開催中にVR用ヘッドマウントディスプレイでは最も注目されてる製品の一つ「オキュラス・リフト」のプレオーダーが始まり、いよいよ本格的な商品販売合戦が始まる、と言う予感をさせています。

またこうしたハードウェアが登場する事を見越して、この様な機器を利用した新しいサービスも始まっています。例えば楽天の結婚式情報サイト「楽天ウェディング」では、結婚式場の下見をVRヘッドマウントディスプレイで行えるサービスを始めています。これまでだと式場の予定や時間的、場所的な問題で下見も難しい場合がありましたが、VRヘッドマウントディスプレイを使えば式場内を360度自由に見る事が出来、下見の疑似体験が出来る、と言う訳です。

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問題は価格ですが、専用機のオキュラスリフトは日本円で約9万円と、かなりお高い価格になっています。サムスンは既に自社のスマートフォン用のオプションとして、GearVRと言う製品を販売しています。価格は15000円程と大分お安いですが、これ単体では使用出来ず、サムスン製スマートフォン、Galaxy S6を内蔵させる必要があります(別のスマホは使用不可)。

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取り敢えずもっと手軽に体験だけでも、と言う場合には、段ボール紙を使った簡易ゴーグルに専用アプリをインストールしたスマートフォンをセットしてVR画像を体験する事も出来ます。

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ハコスコ

GOOGLE CARDBOARD

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